佐藤雅紀&敬子(同年同月同旬生まれ)
 1.登山歴
 雅:小学校の時に植物採取にでかけ、いつのまにか小樽の天狗山に登っていたのが最初かな?学生時代は空沼岳、札幌岳、ニセコ、大雪山など、就職してからは羅臼岳、斜里岳など少しでした。
 敬:円山、藻岩山、藻琴山程度で経験ないといった方が早い
 雅・敬:突然、息子が東京の大学に行ってしまって、暇になったので1995年から二人で夏の山歩きを始めました。二人で北海道の屋根といわれる大雪山の旭岳に辿り着くまで4年かかりました。
 2.自分達の山に対する考え方、アッピール点、こだわりなど
 ① 二人とも体力がなく、すぐバテるので、団体行動はしていません。体力はなくても敬子(以下愛棒)は視力2以上あります。99年、芦別岳頂上からポントナシベツ岳方向の笹原に熊3頭がいたのですが、双眼鏡で見ている人と同じくらいに見えていたようでした。私は味覚と嗅覚がすごく、特に、タバコの臭いには敏感に反応し、山でタバコをのまれると空気も食事もおいしくなくなり、幻滅します。
 ② 愛棒のペースで歩くため愛棒が前、私が後ろの隊形にしています。冬山は反対に私が先頭でラッセル係をしています。
 私が山に誘ったので尻押し役とポータ役を勤めています。私は日焼けに弱いので、今年から首にバンタナを付けています。この格好は私だけ?
 ③ この頃、あまりきつい山には登ることが出来なくなりました。
 ④ 熊が怖いので、鈴を付けています。休憩しているときや登りのつらい時にはリズムが合うので、懐メロを聞いています。もちろん近くに人がいない時で、すれちがう時には消します。好きな歌が入ったり、熊が居そうな所では合唱することもあります。熊と遊んでいる人がいたらうるさくしてすみません。
 ⑤ 花や草木、景色を見ながら、鳥が鳴いていると口笛で真似をしながら歩きます。鳥はお返しに鳴くことが多いようです。
 ⑥ 頂上へは昼頃に着くように登っています。頂上で昼食をとるためです。伏見岳の頂上で出合った小学生が「こんなうまいおにぎり食ったことない」といっていましたが、贅沢な食事とつくづく思います。ごみは必ず持ち帰っています。
 ⑦ 愛車はセレナで、車高が低いので悪路の山は行けなくなりました。
 3.好きな(主に出かける)山域やこれまで登った中での「自分の一名山」
 自分の一名山は学生時代に登った白雲岳から旭岳を望む「右上がりの雪渓と旭岳」が山へ駆り立てる原点となっています。
 札幌から日帰りで行ける人の少ない登り4時間以内の山が中心です。混み合う大雪・十勝連峰は平日に、日高は人がいる日曜日にめがけ、年に1山を目指しています。
 なにか矛盾しているところがあるようですが、適当に人の気配がしないと不安なのです。
白雲岳から旭岳を(↑大)
 3.好きな詩
 
 U"ber allen Gipfeln ist Ruh

U"ber allen Gipfeln
Ist Ruh',
In allen Wipfeln
Spu"rest Du
Kaum einen Hauch;
Die Vo"gelein schweigen im Walde.
Warte nur! Balde
Ruhest du auch.

Johann Wolfgang von Goethe (1749-1832)


 旅人の夜の歌

峰峰に
憩いあり
梢を
わたる
そよかぜのあともなく
小鳥は森にしずまりぬ
待て しばし
汝もまた憩わん

ゲーテ(小塩節 訳)