パンケ目国内川1073m峰 三角点:権太川255.2m

 ポイント
 パンケ目国内川の源流となる山で、岩内町のニチナイ川と権太川に挟まれた尾根を辿る。登山の途中で、岩内岳の尖塔が良く見える。山頂の外れに岩があり、目の前に目国内岳が鎮座している。
 岩内町森林公園に下るときに、権太川沿いの枝尾根に戻るのを忘れないように。
岩内町森林公園コース
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 いわない温泉の右手前から道が分岐し権太川に架かる「いこい橋」を渡ると、右手に「円山自然の森入口」の看板がある。
 その突き当たりが「岩内町森林公園」入口となる。入口にはゲートがありその左手前に広い駐車場がある森の名前が二つあり紛らわしい)。
 岩内森林公園入口付近は別荘地のような雰囲気だが、専用の広い駐車場がある。
円山自然の森入口 岩内町森林公園

 国土地理院の地形図  GPSトラックは「2005.4.16」の地図帖へ 周辺地図
 4月16日 <2005(H17) 登り3:31 下り1:20>
 公園の入口から左に池を見て、最上部の管理棟を目掛けて登る。途中で、岩内岳とその右の尖んがった岩塔が良く見える。最上部に着くと、中国から飛んでくる黄砂で霞んでしまい青い海や市街が見えない。本来ならば、青い海が広がっているはずなんだが残念だ。後は岩内岳を左に見て、権太川沿いの枝尾根を登って行く。
岩内岳と尖塔 最上部の管理棟 最上部から岩内市街 ここから尾根通しで
 341m台地は木が無く良く回りの景色が望める。岩内岳も相変わらず尖塔を伴った山姿が素晴らしい。右側にはニチナイ川の源流となる山1080m峰の尾根は緩やかで木が疎らで長く見えた。尾根に長い雪庇が付いた887.4m峰(三角点名:敷島内)は見えるが、残念ながら熊野山はこの山に隠れ見えない。
341m台地 岩内岳 ニチナイ川1080m 887.4m峰
 尾根に雪庇が付きだし、コブ状になっている所が出てくる。雪庇の低いところから尾根に上がり、更に進んで行く。振り返ると黄砂で霞んだ岩内湾と市街が見える。右側にはニチナイ川1080m峰の尾根が真っ白に見えてきた。尾根が少し岩内岳方向に曲がってきたのか岩内岳の一部が尾根に隠れだす。
尾根に雪庇が 黄砂で霞んだ岩内湾 ニチナイ川1080m峰 岩内岳
 岩内岳が見えなくなると、ニチナイ川1080m峰が真っ白で長い尾根を見せつける。やがて、森林限界を抜けると、真っ白な雪原となり、岩内岳が近づきだす。岩内岳の手前になるコブが三角に見え出す。ニチナイ川1080m峰には沢状の地形が無くなっていて、直接登れそうだった。パンケ目国内川1073m峰の下は岩場なのか黒く括れているところが見えた。
ニチナイ川1080m峰 森林限界を抜ける 岩内岳が近づく 岩内岳の手前のコブ
 標高900m地点辺りで、ハイマツが立ちはだかるので、谷川に逃げたが、風が強く吹いていたためカリカリ状態でシールが利かない。仕方が無く、エッジを立てて登るが一寸油断をするとずり落ちるので慎重に通過する。谷側に回ったお陰で、岩内岳の尖った岩塔が真正面に見えた。登るところがハイマツの中しか無いので、板の入りそうなところを探して通過する。岩内岳とパンケ目国内川1073m峰のコル近くになると、雪原になり、真正面にギザギザの岩がある目国内岳が愁然と姿を現す。
 岩内岳を見ると、結構急で、風に吹かれてカリカリ状態だと、登れないので、幌内川1174m峰に進路を変更する。踵を返して、岩内岳に背を向けて進む。
行く手にハイマツが 尖った岩塔 目国内岳 岩内岳をバックに
 幌内川1174m峰に向う途中で、結構風が強くなったので、一つ手前のパンケ目国内川1073m峰で諦める。山頂からは岩内岳、霞んだニセコの山々、目国内岳、幌内川1174m峰が見渡せた。目国内岳から前目国内岳にかけての渓谷はゴツゴツと岩が露出し切れ落ちている様が絵になっていたが、残念ながら写真に撮れる状態ではなかった。幌内川1174m峰はミニ無意根山のような山姿を現していた。
岩内岳 ニセコの山々 目国内岳 幌内川1174m峰
 隣のニチナイ川1080m峰も目の前にあったが、肝心の雷電山は山陰に隠れていて見えなかった。風が強いので岩に隠れて岩内岳を目の前にして昼食を取る。岩には風で作られたのか放射状に氷が付いていて、時折差す日の光に輝いていた。
 帰りは、山頂から一気に下る。初心者には丁度良いスロープだった。振り返ると相棒の滑る姿はゴマ粒状態だった。
ニチナイ川1080m峰 岩内岳をバックに(大×) 山頂外れの岩 山頂から一気に
 標高900mのカリカリ地点は谷に落ちると大変なので、ハイマツを越えてニチナイ川方向へ迂回する。大半のスロープは木が多いので、ジグを切って下る。傾斜の緩やかな潅木地帯は手で木を掴むことは必要無く、足だけのハニハニ滑りで通り抜ける。
 調子に乗って、下って行くと沼が出てきて、尾根が違うことに気が付く。GPSを見て僅かの遠回りで元の支尾根に戻る。どうやら、ニチナイ川寄りの広い尾根に入り込んだようだった。

 親切なHYMLのナッキーさんから寄せられた最新情報を得て、楽しい山行を無事終える。感謝!
 =山名考=
 山名も三角点名も無いピークは表現が難しい。私は、川の源流になっていれば川の名前を冠して○○m峰として使って行きたいと考えている。この表現方法なら、場所と標高の特定が可能になるからだ。
 山の名前も地名や源流となる川の名前からとっているのが多い。蘭越町の幌内山や幌別岳がその良い例だ。だが、岩内岳と雷電山の中間にある山を夏山ガイドでは幌別岳としている。この山は幌内川の源流であり、幌内岳とするところを間違って幌別岳と名前を付けたと思う。この山の名前は地図や他の書物にも載っていない夏山ガイドだけの表示だ。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2005(H17)年4月16日 岩内町森林公園コース 黄砂曇り ラッセル無し
 8:01森林公園→8:23公園山頂→8:55P341m→11:14コル→
11:32頂上12:06→13:26森林公園