大登山(565m)無沢(三角点:560.9m)

 ポイント
 山頂は大登山、無沢ともに展望は無いが、途中の展望は素晴らしい。
赤井川林道ルート
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 赤井川村の新小樽農協赤井川支所から山梨に東進する道を辿る。最終人家の手前に赤井川に架かる「山梨橋」があり、その付近に氷と化した雪の塊を砕きながら駐車場所を確保する。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2007.1.3」の地図帖へ 周辺地図
 1月3日<2007(H19)年 往復スキー14.124km 登り3:44 下り1:42>
 赤井川に架かる山梨橋から村道を辿る。道は直ぐに川沿いにカーブしながら上って行く(行程中で最も傾斜のあるところ)。丁度、朝陽が隣の尾根から昇ってきて、樹氷をイルミネーションのように輝かせる。暫し、青空の下、輝く樹氷の中を進んで行く。
 道は川沿いから離れて386mを目指して進む。沢に架かる2つの橋を越えて進んで行く。この2つの沢は橋が無ければ越えるのに苦労すると思いながら通過する。二つ目の橋を越えると、左に分岐する道があるが、真っ直ぐ進む。
赤井川に架かる山梨橋 朝陽が昇る 輝く樹氷 二つ目の橋
 ほんの僅かな東進する区間で、南面が開けてくると、羊蹄山の頭が見えてくる。道はまた北進し、「三角点:小登」に行く道が左に分岐するが、正面に赤井川林道のゲートと看板が見える。
 今度は469mの手前に小登山に行く林道が左に分岐する。
羊蹄山が 分岐とゲート 赤井川林道の始まり 小登山林道が分岐
 分岐で、一息入れながら新雪を見ると、きらきらと輝く宝石のようだった。「特歩7,460m」の看板が木に架かっていたが、自衛隊でも訓練に使っているのだろうか。この山はウサギとキツネの足跡が多く見受けられるが、中々ウサギの姿が見えない。
 一息入れながら、振り向くと三角山越しに羊蹄山の裾野だけが見えていた。出だしで見た羊蹄山の頭を思い出しながら羊蹄山の全容を見る。
宝石のような輝き ?の看板 ウサギの足跡 羊蹄山の裾野だけ
 469mのコブを越えると、西側が開けてきて、小登山越しに余市市街が見え、振り返ると大黒山を主峰としたカルデラの山々や真っ白なニセコの山々が望めた。
余市市街 大黒山 カルデラの山々 ニセコの山々
 更に進むと、雲が取れてアンヌプリが望めた。小登山とその右に500m峰が間近に望めるようになるが、道は無情にも下って行く。下って行く遥か先に、大登山の全容が見え出す。帰りがの登り返しが大変だと思った瞬間だった。
アンヌプリ 小登山と500m峰 積丹の山々 大登山
 もう、小登山とシリバ岬が視界から消え、海に近くなったような感じになるとようやく、林道のコルに到着する。コルから山頂を目指す。途中で東側が開け、桃内の毛無山と山頂にアンテナの見える遠藤山が望まれた。山頂に近づきだすと林の中で何も見えなくなる。海側に行ってみたが、僅かに見えるだけだった。
 最高地点と思われるところの朽木に陣取って、ささやかな昼食とする。下山時に、家へ電話をかけるが、相手の声は聞こえるのだが、直ぐに切れてしまう。
小登山とシリパ岬 林道から山頂へ 毛無山と遠藤山 山頂
 小登山の右に二コブの500m峰が目に付く。シールを剥いだので、滑るかとおもったら、傾斜が緩すぎ全く滑らない。仕方が無く、クロスカントリーのような格好で下る。帰りの登り返しはウロコ板だったので、少しは滑るが全く問題なく登って行く。
 三角点の無沢からは、迷いながらも三角点の山頂に寄って見ることにした。山頂は大登山と同じく林の中で展望は無いが、像の形の雪を見付ける。
 帰りの道すがら、隣の三角点:北上沢555.4m、560m峰を見る。満足に滑れたのは赤井川沿いの道だけだった。
500m峰 像の形(三角点:無沢) 三角点:北上沢 560m峰

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
  2007(H19)年1月3日(水) 曇り・晴れ 往復スキー14.124km 尾根道新雪ラッセル15〜20cm 登り3:44 下り1:42
 7:55山梨橋→8:58橋1→9:03橋2→9:26赤井川林道ゲート(分岐)→9:40小登山分岐→10:58無沢と567コル→11:21林道から山頂へ→11:39頂上12:06→12:49無沢→13:11林道ゲート→13:48山梨橋