大森山(425.6m)

 ポイント
 海に突き出た位置にあるので、海岸線が綺麗だ。積丹の山々や遠く暑寒別岳も見ることができる。低山ではあるが、上り始めの標高が低いので獲得標高は高い。地図には威光寺からの道が載っているが、見つけることができなかった。
積丹町野外スポーツ林スキー場ルート
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 国道229号線を積丹に向い美国町に入る。美国川を渡らずに左折し、目立たないスキー場の看板を見ながら、威光寺を目指す。威光寺近辺には駐車スペースが無く、林道も見当たらなかった。仕方が無く、近くに広い駐車スペースがあったので、居合わせた人に駐車しても邪魔にならないかと聞くと、ここはスキー場の無料駐車場だという。ありがたく使わせていただく。
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スキー場
 3月6日 <2004(H16)年 往復スキー5.088km 登り2:27 下り1:21>
 ゲレンデは雪上車で綺麗に踏み固められていた。今日は、学校のスキー授業があるようだ。まず、林道を探しにゲレンデから外れるが、林道らしき雰囲気はあるがもう、30年も前に作ったらしい道は見当たらなかった。振り返ると積丹岳が真っ白な姿を見せてくれた。
 沢も結構深いので、林道をあきらめて、ゲレンデを登る。ゲレンデからは美国港、黄金岬と宝島が見える。ゲレンデの頂上は地図にあるP126mだ。スキー場を後にしてコルへ下がると、また、宝島が見え出す。次に249mを目指して登るが、カラマツがびっしり生えていて隙間を探しながらルートを決める。折角の日本海も藪の中だった。
直ぐに積丹岳が 黄金岬と宝島 宝島 藪の中の日本海
 P249mの頂上は藪らしいので、あえて登らず下を通過する。P249mのコルから尾根が細く急になり、スキーでは無理だった。ここで、ギブアップかと思ったら、相棒がつぼ足で上がると言い出した。
 スキーを持って、急な傾斜を登って行く。キツネの歩いたあとを忠実に辿ると楽だった。後を見ると積丹の山々が並んで見える。登って良かったと雄大な積丹の山々に暫し見惚れる。私は登りたい積丹の尾根を目に焼くつける。今朝降った雪が付着した真っ白な林の向こうには日本海も見える。
                     ←大
泥の木山      ポンネアンチシ山 余別岳 積丹岳
 雪は吹きさらしの所なので硬雪だったが、その上に今朝降った雪があり歩き易い。時々、踏み抜きながら登って行く。急なポイントを通過して、また、スキーを履く。比較的平坦な斜面を登って行くと、林道のような地形があり、それを越すと、平らで長い尾根になる。古平も木立越しに見えてくる。頂上へ後一歩のところだ。間もなく、小高い頂上が目の前に現れる。
平らな尾根に出る 古平が見える 頂上直下 頂上
 頂上は低山の割には展望が良く、大パノラマが広がっていた。古平港やロウソク岩が目の前に、天狗岳の後には真っ白な余市岳が見え、遠くには暑寒別岳が白く霞んでいる。
                               ←大
暑寒別岳            ロウソク岩 古平港          余市岳 天狗岳
 頂上の奥へスキーを進めると、積丹の山々が見える。漁を終わった漁船が白い筋を引いて古平港に帰ってくるのを、見ながら食事をする。足元を見ると海に滑り込みそうな感覚だった。
頂上の奥から積丹岳 海に滑り込みそう 頂上(大×) 美国港と宝島
 帰りは急な傾斜のところはつぼ足で下り、美国港と宝島、積丹の山々を見ながら帰る。相棒がゲレンデを滑るのが怖いというので、わざと外し、藪を下る。最後に少しゲレンデを滑るが小学生やスキー場の係員は突然、藪から出て来たので、呆気に取られていた。

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2004(H16)年3月6日(土) 曇り 往復スキー5.088km 登り2:27 下り1:21
 8:54スキー場→9:26p249m→一部ツボ足→11:21頂上11:52→一部ツボ足→12:24p249m→13:13スキー場