能宇延平(美笛高原 690.3m) OK

 ポイント
  「支笏湖」の山々が手にとるように見える。樹氷が見事で、青空に輝く様は発光ダイオード、樹氷がぶつかり合う音はまるで、お祭りの奴さんの鈴のようだ。最高点付近は平で目標がないので、吹雪いたときは要注意か。
滝笛トンネル大滝側コース

 アクセス
 「支笏湖」から、国道276号線を走り、「滝笛トンネル」を越えると、左手前に電話ボックスがあり、その回りが除雪されている。邪魔にならないよう、隅に停めさせていただく。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2009.1.6」へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 1月6日 <2009(H21)年 登り2:10 下り:1:04 スキー>
 朝は少し吹雪き模様だったが、旧道を辿って行くと朝日が峰から顔を出して来た。旧道は崩壊したところがあり、左に迂回する。道端の木々は朝方降った雪で真っ白に雪化粧していた。やがて、青空も見え出しホッとする。
大滝側 旧道を 真っ白な並木 青空が
 青空を見上げると、木立に真っ白な樹氷が付いていて、朝日を浴びて輝いていた。旧道に降り積もった真っ白な新雪が光を放っている中をラッセルして行く。やがて、美笛峠の切り通しが現れ、切り通しの肩から尾根へ取 り付く。尾根に上がると目の前に地図に載っているP668(地図の等高線は670以上で、GPSでは683m程度)が見えるようになる。
樹氷 峠へ 切り通し P668(実際683)
 真っ白な木の幹越しには真っ白な「小漁山」が見え出す。平らな尾根の高みを探して辿って行くと、「風不死岳」と「樽前山」が縞模様の雪原越しに見え出す。「支笏湖」も「風不死岳」の裾野に顔を出す。
小漁山 平らな尾根を 風不死岳と樽前山 支笏湖
 頭上には白い幹の「ダケカンバ」に樹氷が付き、更に白さを増した梢が青空の青の中にあった。最初のコブ(地図の668)が目の前に現われてくる。コブの手前で「丹鳴岳」が顔を出す。角度が変わると、「丹鳴岳」の傍に「恵庭岳」が現れる。登っている最中、愛棒のシールが剥がれる。雪の中から大蛇の抜け殻のようなシールを見付けて、板に貼ろうとするが表面が凍り付いているので直ぐに剥がれる。仕方が無く、素手で暖めながら貼る。
ダケカンバの樹氷と青空 P668(実際683) 丹鳴岳 丹鳴岳と恵庭岳
 目の前に「恵庭岳」、振り向けば「風不死岳」「樽前山」を望みながら、次のコブ660を目指しコルに下ると、「小漁山」見える。
恵庭岳 恵庭岳 風不死岳・樽前山 668と660のコルから
 更に進むと、「小漁山」「フレ岳」「丹鳴岳」「恵庭岳」が連なって見えて来る。
                               ←大
                P676                小漁岳 フレ岳 丹鳴岳 恵庭岳
 コブ660に上がると、「小漁山」「フレ岳」「丹鳴岳」「恵庭岳」と共に、「モラップ山」「風不死岳」「樽前山」が連なって来る。「支笏湖」は小さく「風不死岳」の下に見える。次のコブ676を目指して緩傾斜を滑り降りて行くと、笹が出ているところがある。大丈夫かなと思い後を振り返って愛棒を見ていたら、案の定、引っかかって転んでしまう。早速、助けに行く。
                               ←大
      小漁岳 フレ岳 丹鳴岳  恵庭岳                   モラップ山 風不死岳 樽前山
 次のコブ676の手前のコルに着くと、縞模様に雪原の奥に「恵庭岳」が見えて来る。振り返れば「風不死岳」「樽前山」が見えていた。山頂の手前にコブ676があるはずだが、何時の間にか山頂の入口に来ていた。樹木が全く無い雪原に着いたら、頭の上にヘリコプターが2機飛んで来た。遭難者と間違われたら大変なので、手を振らないで見上げていた。愛棒が雪原にキツネを見付けて指をさすが、あっという間に居なくなった。
恵庭岳 風不死岳と樽前山 山頂の入口 ヘリコプタ(大×)
 前回は、山頂を目の前にして、単なる平地だと思って帰って来たが、今回は、一番高そうな所を探すことにして、平衡感覚を研ぎ澄まして雪原を辿る。山頂は笹原だとわかる位、笹が立っていが邪魔になるほどでもなく360°丸見えだった。「小漁岳」「フレ岳」「丹鳴岳」「恵庭岳」、離れて「風不死岳」「樽前山」が雪原の上に並んでいた。
                               ←大
       小漁岳 フレ岳  丹鳴岳  恵庭岳                          風不死岳 樽前山
 「北白老岳:三角点の白老岳」「白老岳」「南白老岳」も逆光ながら雪原の上に並んでいた。残念ながら「ホロホロ山」「徳瞬瞥山」は雲に隠れていた。
                               ←大
                      北白老岳  白老岳 南白老岳 ホロホロ山・徳瞬瞥山
 山頂方向を見れば、荒涼たる雪原が続くようで、寒風が吹き一段と寒い。山頂と言うよりは「平」や「高原」と言った感じがピッタリだった。
                               ←大
能宇延平(美笛高原)
 寒風が吹いていて寒いので、早々に立ち去ることにする。途中、ウサギの足跡があるが、こんな平らで身の隠しようのない所に何をしに来ているのかわからない。キツネの足跡があるのはウサギを追っかけたのだろうか等と考えながら帰る。
 平らで広い山頂を抜けるまで、目の前に「小漁岳」「フレ岳」「丹鳴岳」「恵庭岳」を見ながら辿る。「南白老岳」は、東側の斜面が登り易そうに見えるのだが、真 っ白で雪崩は大丈夫かなと思いながら見ていた。
ウサギの足跡(大×) 小漁・フレ・丹鳴を 丹鳴・恵庭を 白老三山
 帰りは「樽前山」を真正面に見ながらトレースを辿っていると、愛棒が熔岩円頂丘から二本の白煙が立ち上がったと言う。山頂の入口を振り返ると、愛棒が少し遅れ気味だった。
 コブ668の手前のコルからは手前に台地のある「樽前山」が良く見えた。コブ668に登って「恵庭岳」を見ながら、一杯のココアをありがたく飲む。
 帰りはほとんどスキーで滑るところがなく、支笏湖側からの方が良かったかなと思いながら、滑り歩き駐 車場に着く。
樽前の噴煙? 山頂の入り口に 樽前山と台地 滝笛トンネル
滝笛トンネル支笏湖側コース

 アクセス
 「支笏湖」から、国道276号線を走り、「滝笛トンネル」左手前に「進入禁止」の看板がある除雪車の旋回場所がある。邪魔にならないよう、隅に停めさせていただく。そこに階段の付いた緊急連絡用の建物?があり、建物の左側に入ると旧道が現れる。
 2月28日 <2004(H16)年 登り2:09 下り1:05 スキー>     北の山游詩:青い樹氷の輝き
 「滝笛トンネル」の「支笏湖」側から旧道を辿ると、今日は木々に氷がいっぱい付いていた。雪も今まで降っていたようで、結構積もっている。ラッセルをしながら登るので、峠にある切り通しまで結構時間がかかった。切り通し手前から向かって右の尾根に上がり、「樽前山」を横目で見ながら登って行く。青空の下では樹氷は綺麗に見える。
木に付いた樹氷 旧道 切り通し 樽前山
 尾根に上がると目の前に地図に載っているP668(地図の等高線は670以上で、GPSでは683m程度)が見えるようになる。後には「北白老岳」が見えていた。668mのコブを超え、660mのコブへ行く間は急に展望が開け、「フレ岳」「丹鳴岳」「風不死岳」「多峰古峰山」「樽前岳」等の「支笏湖」の山々が顔を出したり引っ込めたりと目まぐるしい。
P668(実際683) 北白老岳を フレ岳・丹鳴岳 多峰古峰山
 木の実や梢が氷に閉じこめられ、風が吹けば、祭りの奴さんの鈴のようなシャンシャンとした音を発する。「支笏湖」の山々が顔を出し、谷側を覗けば、「千歳鉱山」の鉱さい堆積場は空き地のように白く見える。
氷に閉じ込められた実や梢 支笏湖の山々 鉱さい堆積場
 660mのコブから676mのコブ(能宇延平の入口)へ行くのにコルへ滑り降りる。コルからまた登り「能宇延平」の入口(676mのコブ)に着くが、結構平で氷漬けになった樹林の真っ只中で、何処が尾根だか分からなくなる。少し下りだし「能宇延平」の最高点に向かうが、方向が分からなくなる可能性があったので、「支笏湖」側の谷側に進路を取る。歩き出すと、明るい隙間があり、「能宇延平」の最高地点まで行かず昼食場所とした。辺り一面の樹木は氷と今朝降った雪に覆われ、真っ白な世界だった。「北白老岳(945m、俗称)」や「支笏湖」の山々を見ながら昼食をしていると、時折、青空が顔を出しその度に樹氷が綺麗に透き通る。
昼食(大×) 北白老岳を 青空と樹氷 フレ岳 丹鳴岳
 660mのコブに戻ると、天気がよくなり、「小漁岳」から「樽前山」までのパノラマが見られた。残念ながら「恵庭岳」は雲の中だった。
                     ←大
   小漁岳 フレ岳 丹鳴岳                                 風不死岳  樽前山
 青空の下で、樹氷に日が当たると、発光ダイオードのように梢が青く光り輝く。ホワイトイルミネーションとはこのことではないかと思う。暫し、氷と光の世界を彷徨した。「白老岳」も「北白老岳」と「南白老岳」の真中に鎮座している。「支笏湖」の湖面も見えるところがあった。
青く光輝く樹氷 白老三山 支笏湖の湖面
 =ねずみ考=
 帰りにスキーのトレースに1匹のねずみがいました。私がスキーを進めるとびっくりして、走り出します。スキーのトレースが深すぎて登ることが出来ないようです。良く見ると、丸々太ったお尻をしています。きっとメスなのでしょうか。スキーに追われて、日ごろの運動不足がたたったのか、最後にはよろけてしまいます。息が上がってくるのが手にとるように感じられます。
 遂に、ねずみはUターンして私のスキーに上がってきます。私は慌てて、板を上げたら、後ろにいた相棒の板に上がってしまいました。
 =能宇延平の読み=
 三角点の名前なのですが、点の記が無くて、読み方が分りません。「のうべたい」とか読めるのですが、ここでは「のうえんだいら」としました。読み方を知っておられる方は教えてください。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2009(H21)年1月6日(火) 晴れ 滝笛トンネル大滝側コース 新雪10〜15cm スキー 登り2:10 下り1:04
 8:12駐車場所→8:56切り通し→9:33P668(実際683)→9:48P669→10:04P676→10:22頂上10:27→10:37P676→10:45P669→10:54P668(実際683)休憩11:17→11:34切り通し→11:54駐車場所
 2004(H16)年2月28日(土) 晴れ 滝笛トンネル支笏湖側コース 新雪15〜20cm スキー 登り2:09 下り1:05
 8:45駐車場所→9:31切り通し→10:54頂上近く11:30→12:35駐車場所