涙岬・立岩(69m)
=太平洋シーサイドライン=

 ポイント
 駐車場に建つ看板を見ると、浜中観光十景に指定さてているようだ。地図には載っていないが「涙岬園地」と呼ばれ柵が回された公園になっているようだ。
 更に、看板を見ると涙岬・立石の解説が記されていた。これを見る限り両方を訪れないと片手落ちになるようだ。
 立岩方向の遊歩道は少し荒れている。途中で踏み跡が分岐する。
         涙岬(乙女の涙)・立岩
 涙岬・立岩を訪れると、この地の古老の話が想い出されるのであ
る。昔、鰊漁が華やかなりし頃、厚岸の若者と霧多布の網元の娘が
恋に落ちた物語である。ある嵐の日、厚岸から船で霧多布へ向かう
時、ここまで来て座礁し、若者は海の底へ消えてしまった。それを
知った娘は、この断崖に立って泣きながら、声をかぎりに若者の名
を呼び続けていたと云う。今でも、この岬を訪れると断崖に悲しい
娘の顔を見ることができる。又、立岩を訪れると、愛する娘の悲し
い叫びに向かって一歩一歩、岸にたどりつこうとする若者の姿を想わ
せるものがある。嵐の夜には、娘の悲しい咽で泣きと、若者の恋こ
がれて叫ぶ声が嵐と共に聞こえてくると云う
 浜中町・浜中観光協会

 アクセス
 厚岸町の太平洋シーサイドライン(道道123号線)沿いに駐車場がある。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2012.8.28」へ Google Map
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月28日<2012(H24)年 往復2.158km 30分>
 駐車場の一角に建っている看板を見て、登山道のような道を下って行くと、立岩の分岐になる。最初に、涙岬に行くことにする。岬が近づくと、木の階段になり下って行く。タカネオミナエシと思われる黄色い花を見ながら下って行く。
看板 分岐 見晴台へ タカネオミナエシ(大×)
 道は細尾根を登って行くが、右も左も崖で、左側は一気に切れ落ちて海岸まで見える。今度はトウゲブキの黄色い花が咲いてくる。
右側 細尾根 左側 トウゲブキ(大×)
 道端にはハマフウロも揺れている。見晴台が見えて来ると、右側に岬も見えて来る。岩に、女性の顔を探すと沖を向いたj女性の顔が浮かび上がる。
ハマフウロ(大×) 見晴台へ 涙岬が 女性の顔
 展望台から涙岬を横から見ると、断崖絶壁が続いていた。
                     ←大
涙岬を
 改めて、涙岬を見て、振り返り隣の踏み跡のある岬を見て引き返す。
 今度は、分岐から立石を目指す。道は荒れているが、ウンランが咲いていた。岬に到着するが、立石は霧の彼方で影も形も無かった。また、来いということかと思いながら、引き返す。
涙岬 踏み跡の岬 ウンラン(大×) 立岩が見えず
 戻っている最中に、踏み跡があるので辿って見た。先端から崖を覗き、見晴台のある岬の岩を覗くと、銀河鉄道に出てくるメーテルが浮き出て来た。見晴台はよく見えないが、尾根道の柵はよく見える。
踏み跡の岬の下 メーテルが 見晴台を 尾根の遊歩道を

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2012年8月28日(火) 往復2.158km 30分