藻琴山(999.9m)

 ポイント
 屈斜路湖が眼下に見える。登山口は小清水と東藻琴の2か所。詳しくは藻琴山の自然/大空町 (town.ozora.hokkaido.jp)
小清水コース

 アクセス
 大空町の東藻琴から網走川湯(芝桜花街道:道道102号)線を走り、ハイランド小清水725を目指す。
 途中にある銀嶺山荘の大きな登山口(東藻琴コース)看板をやり過ごす。更に進むと、ハイランド小清水725の立派な施設があり、展望台、トイレ、駐車場が完備されている。その一角に登山口がある。
 国土地理院地図 Google Map
 8月27日<2009(H21)年 往復4.378km 登り42 下り32>
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 ハイランド小清水725の駐車場に一番乗りだった。生憎、濃霧が立ち込め寒い日で、前回同様の展開だった。愛棒は早々リタイヤ宣言をするので、私一人で登ることになった。風があり寒いので薄いヤッケを着てスタートする。登山口に登山届ポストがあるが、ノートに添えられているのはシャープペンシルなので、湿気の含んだノートには書けず、仕方が無くマイボールペンを出し記入する。濡れたハイマツの中を登って行くと肩が露で濡れだす。少し登ると八合目の標識が出て来る。道端には、リスが食べたのかマツカサが落ちていた。
登山口(大×) ハイマツの中を 八合目 マツカサの食べた跡
 ノリウツギの花が咲いてはいるが、濃霧と強風でカメラが可愛そうなので、極力風の無い時に撮す。平らになると広場になり、その一角に地蔵さんが鎮座していた。広場の端には「頂上まで1500m」の標識があり、ハイランド小清水キャンプ場からの道が右から合流してくる。
ノリウツギ(大×) 広場 地蔵さん 頂上まで1500m
 直ぐに九合目の標識が現れる。稜線に出ると、屈斜路湖からの風が強く、飛ばされそうになりながら辿って行く。目の前に屏風岩が現われるが、下手くそな水墨画のようだった。屏風岩付近は木が無いのでまともに風を受け、進める足は思った所にステップ出来ないので、摺足で進む。五里霧中のなか、目の前に広場が現れる。きっと、山頂直下の広場だと思う。
九合目 頂上まで860m 屏風岩 広場
 広場に出ると、反対側に山頂への標識があったのでやれやれと思い、山頂を見上げる。山頂直下の道は山頂を回り込む形に付け替えられていた。山頂に着いても濃い霧と強風が吹いていたので、早々に退散することにした。電話も通じないので、そのまま下って行く。すると、屈斜路湖の霧が取れ出して来た。
山頂を 山頂 屈斜路湖が 屈斜路湖が
 目の前の屏風岩も見えるようになっていて、振り返ると山頂の霧も取れ出していた。改めて、屏風岩を振り返り、屈斜路湖を眼下に見る。
屏風岩 山頂を 屏風岩 屈斜路湖が
 屈斜路湖に浮かぶ中島や中島の端に突き出している和琴半島が見えていた。。
                     ←大
屏風から屈斜路湖
 登りで見なかった分、屏風岩や山頂を振り返り、振り返り、何度も見る。最後に屈斜路湖を見て、ハイマツの林を下って行く。
屏風岩 屏風岩 屏風岩と山頂 屈斜路湖
 広場からハイランド小清水キャンプ場へ道を確認して下って行く。下りでは斜里の平野や斜里岳の一部、中標津の山々が望まれるようになる。弟子屈の硫黄山(アトサヌプリ)も白い山肌を見せてくれた。目の前には、広い駐車場が見え出す。
キャンプ場分岐 斜里の平野 硫黄山 小清水725
 愛棒と合流して、ハイランド小清水の売店で、豆を買って帰る。建物の横に遊歩道があったので、下って見ると見晴台があり、屈斜路湖を改めて見回す。
東藻琴コース

 アクセス
 大空町の東藻琴から網走川湯(芝桜花街道:道道102号)線を走り川湯方向に進むと、銀嶺山荘の大きな登山口(東藻琴コース)看板がある(現在は2枚の看板は無く道路標識がある)。現在は、八合目の銀嶺水には山小屋やバイオトイレが新設されたようだ。
 登山道の地図
 8月25日<2002(H14)年 往復2km 登り26分 下り16分>
 藻琴山高原温泉銀嶺山荘の看板の手前にあるユニークな看板から藻琴林道を右に入る。左側は奇妙に木が無いがどうやらスキー場のようだ。途中に鹿柵があり、鍵のかかっていないゲートがある。ここを開けてさらに進むと、広い駐車場とトイレがある六合目に着く。ここから先の
102号線の看板 鹿フェンス 8合目登山口
 八合目まで車で行くことができた。八合目にも駐車場があり、登山届ポストがある。登る前に看板「銀嶺荘・銀嶺水」にひかれ、この下にある銀嶺荘と銀嶺水を見に行く。銀嶺水は伏流水のようだ。
銀嶺荘・銀嶺水の看板 案内図 銀嶺荘 銀嶺水
 登山口に戻って登山道を登って行くと、チシマヒョウタンボクが赤い実を付けていた。ダケカンバの林を登って行くと標識「九合目/後500m」がある。ナナカマドの実はもう色付いていた。まもなく、山頂直下の広場に着くが、あいにくの天気で何も見えない。頂上は右になるのだが、左に行ってしまい、間違いに気付き、改めて山頂を目指す。
チシマヒョウタンボク ダケカンバの林 九合目 ナナカマドの実(大×)
 山頂に着くとフレップに赤い実が付いていた。岩の上に山中源吉師之碑がある。記念写真を撮っていたら雨風が強くなり、昼ご飯を食べずに下りる。駐車場に着いて、車の中でカップヌードルを食べる。
フレップの実(大×) 山頂(大×) 頂上の状況

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2009(H21)年8月27日(木) 小清水コース 単独往復4.378km 曇り、霧雨 登り42分 下り32分
 9:15登山口→9:20八合目→9:29広場(地蔵)→9:30頂上まで1500mキャンプ場分岐→9:32九合目→9:43頂上まで860m→9:46屏風岩→9:57頂上10:00→10:10屏風岩→10:15頂上まで860m→10:22九合目→10:23頂上まで1500mキャンプ場分岐→10:24広場(地蔵)→10:29八合目→10:32登山口
 2002(H14)年8月25日(日) 東藻琴コース 曇り、雨 往復2km登り26分 下り16分
 12:30登山口→12:42九合目→12:56頂上13:06→13:13九合目→13:22登山口