増毛山道( 676m・631.8m【三角点名:喞内ponnai】・619m)  

 ポイント
 増毛の山々、増毛の海が一望できる。尾根には増毛山道が延びていて、朽ち果てようとする電柱が点在する。
大別苅橋コース

 アクセス
 国道231号線の大別苅トンネル増毛側に「大別苅(おおべっかり)橋」の標識があり、その袂に国道231号線の旧道がある。ゲート前には2台位の駐車が出来る。車上荒しにはくれぐれも注意!
 国土地理地図  GPSトラックは山の地図帖「2007.3.31」へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月31日 <2007(H19)年 登り3:36 下り1:06>             北の山游詩:影のシャワー
 大別苅橋の袂にある旧国道ゲート前には既に1台の車が停まっていた。誰も来ないことを前提に停めているので、一部除雪しながら先行者が出られるようにと苦労して停める。帰りに事件が待ち受けていることを露知らずに、ゲートから旧国道に入り、大別苅川沿いの道を進む。先行者はスノーシュー2人組みで、1人が内股歩きななので、きっとご夫婦だろうと思う。大別苅川の流れを覗きながら進んで行くと、旧国道の看板があり、間もなく、旧国道が大きく右にカーブして上がって行く。このカーブから真っ直ぐに林道に入る。
大別苅橋とトンネル 旧国道231号線を 大別苅川 旧国道のカーブから
 林道に入ると別苅林道の「別刈林道」標識があるが、草冠が無いところを見ると、どうやら冬用の標識らしい?林道の行く手には疎林の「三角点大別苅853.5m」が山らしい姿を見せてくれる。採石場跡の「三角点中山572.1m」は削られた山腹の岩肌を見せながら青空の下に映えていた。大別苅の流れに早瀬のような滝のような小滝を見つける。
別苅林道入口 三角点大別苅 三角点山中 小滝
 「三角点中山572.1m」は藪山のようだが、山頂が岩場なのか白いコブが見えていた。あのコブに上がると増毛の海は勿論、天売・焼尻島まで見えるかもしれないと思いながら林道を辿る。大別苅川沿いの林道から川の右岸に渡り、いよいよ尾根に取り付く。尾根に上がる途中に天狗岳の山頂が頭を出してくる。中山方向には海も見え出す。大別苅の長い尾根に下には綺麗に小さな岩が並んで顔を出していた。
三角点山中 天狗岳 中山と海 大別苅の岩
 雪の上にはキツネではない動物の足跡が見られるが姿は無い。高度が上がると中山の山頂が良く見えるようになる。地図のとおり2コブの岩場がありそうだ。天狗岳も北側にある岩場のコブが青空に下にあった。天狗岳は次から次へと姿を変えて楽しませてくれた。
動物の足跡 山頂が岩の山中 天狗岳 天狗岳
 途中で林道が不鮮明になるが、太い道と思われる所を横断しながら極力林道を辿ることにする。姿が刻々と変わる天狗岳を見ながら高度を上げて行く。峠が近くなると雪に埋まった林道は木の影を綺麗に描き出していて、まるで影のシャワーのようだと思う。縞々になりながら自然に解け込みながら峠を目指し登って行く。尾根筋には朽ちた電柱ある増毛山道が延びているはずなので楽しみだ。峠の少し手前から標高点619mを目指し、近道をする。途中で振り返ると、雄冬山が真っ白な姿を見せてくれていた。
天狗岳 天狗岳 影のシャワー 雄冬山
 標高点619mに着くと、暑寒別岳、群別岳、浜益岳、浜益御殿、雄冬岳が並んで見えた。暑寒別岳の裾野を左に辿ると恵岱岳、信砂岳が見えていた。
                     ←大
             暑寒別岳        群別岳         浜益岳    浜益御殿   雄冬岳
 標高点619mには丸く赤い92と書かれた標識が木に括り付けられていた。山頂で雄冬岳をバックに記念写真を写す。次に三角点喞内を目指す。なだらかで開けた尾根を辿ると電柱が立っていた。ようやく増毛山道の雰囲気が出てきた。喞内は藪の中で見通しが悪いので、早々に引き返す。
赤い92の丸い標識 619m峰(大×) 電柱 喞内631.9m(大×)
 喞内からも暑寒別岳を記念に写す。標高点619mに戻る途中で、また電柱を見付ける。標高点619mから雄冬山や暑寒別岳を見ながら、相棒と相談する。目の前にある標高点676mに上がれば真正面に雄冬岳が見えるので、誘ってみたら、しぶしぶ行っても良いと言う。
喞内から暑寒 電柱 619mから雄冬 619mから暑寒
 峠から対峙する標高点676mを目指し、少し急な斜面にジグを切る。暑寒別岳や群別岳が疎林の斜面越しに見え出す。電柱も次々に現れる。
電柱 暑寒別岳 群別岳 電柱
 電柱は林に溶け込み良く見ないと見落としてしまうが、尾根筋はまだ木の繁茂は無く、道の状態を維持しているように見えた。振り返ると、開けた道路跡の後ろに真っ青な増毛の海が望まれる。目の前には雄冬山が疎林の傾斜からゆっくり顔を出して来る。
電柱 電柱 増毛の海をバックに 雄冬山
 振り返ると、真っ青な増毛の海が広がっていた。山頂直下になると天狗岳が姿を現して来る。振り返ると相棒が増毛の真っ青な海をバックの登っていた。留萌の奥にはポロシリと思われる真っ白な山が望まれていた。天狗岳が目の前に見えるので思わず、近づいて行くと、また、電柱が現れた。
増毛の海 天狗岳 喞内と海 天狗岳と電柱
 標高点676mで、暑寒別岳を目の前にして昼食とする。食べながら、増毛の青い海、その奥のポロシリ、暑寒別岳スキー場のゲレンデ、地味に見える信砂岳、少し隠れた恵岱岳と暑寒別の広い裾野を見回す。
                               ←大
     増毛の海  喞内  暑寒別岳スキー場       信砂岳    恵岱岳         暑寒別岳
 暑寒別岳から崖に見える群別岳、その前の岩山、浜益岳、浜益御殿、雄冬山と真っ白な山々が見え、圧巻だった。
                     ←大
             暑寒別岳        群別岳 岩山     浜益岳    浜益御殿   雄冬岳  
 天狗岳は直ぐそこに見えるが、これからなら、2時間以上はかかる行程が残っていて不可能だった。天狗岳は北側の岩が剥き出しのコブから東側の山頂までなだらかに見える。尾根続きの標高点683mは山頂が藪だったこともあり、行かずに大人しくしていた。
                               ←大
    群別岳 岩山  浜益岳  浜益御殿  雄冬岳               天狗岳
 大別苅は疎林なので、結構白い山に見えた。中山は海の傍に見える位、下になっていた。
                               ←大
            大別苅                中山           海             喞内
 帰りは、真っ青な増毛の海に吸い込まれるように下る。喞内はやはり、遠くから見ても藪山だった。暑寒別岳スキー場の北には真っ白なポロシリ山が見えていた。
                     ←大
   中山             増毛の海                  喞内    暑寒別岳スキー場    ポロシリ山
 中山の海側に三角点別苅(307.6m)が見え、喞内の下には三角点津田屋(367.9m)が見えていた。2つの尾根が収束する辺りが大別苅のスタート地点となる。
                     ←大
   中山         別苅  津田屋 増毛の海               喞内    暑寒別岳スキー場 ポロシリ山
 標高点631.9mからの下りは、一寸したゲレンデで滑りを楽しむ。増毛山道跡は林道の様にまだ木々の繁茂がなく下りやすい。林道は殆ど漕がずにスキーのおもむくままに身を任せて下る。スイスイと下りて来たがスノーシューの2人はまだ下りて来ていなかった。天狗岳だと結構かかると思いながら、旧国道ゲートに着く。やれやれと思い車を開けようとすると、車の前に、丸いガラスが転がっていた。何だろうと思っていると、目の前のガラスの穴が目に飛び込んできた。隣の車は割られて居ないと思いながら近づくと、助手席の窓ガラスが素通しになっていた。
 それから、ガラスの掃除をして穴をギネシオテープで塞いだりで、大変だった。おまけに指をガラスで切ってしまう。
631.9mから下る 増毛山道の跡 旧国道ゲートへ ガラスを割られる
 とりあえず、警察に届けなければと思い、大別苅市街を目指すが、駐在所を見落として、増毛の駐在所に行く。駐在所では大別苅の管轄だから、そちらへ行けと言う。また、戻り、大別苅の駐在所に届け出る。平安な大別苅では初めてだと言う。田舎にも都会の害毒が流れ込んできているのだろうか?それにしても、隣のミニバンの方は大きなガラスが車内に散乱しているので、乗れるようになるまで大変だと思う。私の修理代は1泊2日で3万円強だ、貧乏人にはきつい。車内には金目のものは何にも無いので止めて欲しい。

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 二人の山行記録
 2007(H19)年3月31日(土) 晴れ スキー
 7:03大別苅橋→7:25別苅林道→8:15橋から右岸の尾根へ→8:54林道交差→9:31峠→9:42P619m→9:50喞内→10:05P619m→10:11峠→10:39P670m11:22→11:39峠→11:51林道交差→12:05橋→12:20別苅林道入口→12:28大別苅橋