小幌洞窟(岩屋観音 2m) JR小幌駅(50m) 文太郎浜 |
ポイント 小幌洞窟には岩屋観音が祀られている。途中に、JR小幌駅や文太郎浜がある。 |
アクセス 豊浦町の礼文華トンネルの西口の海側に広い駐車場がある。舗装が所々に残っていて、旧国道だったことを物語っている。 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2017.9.16」へ 周辺地図 |
9月16日 <2017(H29) 一周距離4.481km 行き文太郎沢経由55 帰り岩屋沢経由49> |
旧国道だった所が広い駐車場になっている。誰も居ないので余裕で駐車する。駐車場から噴火湾を眺めながら旧国道を下って行く。旧国道は旧礼文華トンネルの手前で藪になる。その手前右手に一般車両通行止めの看板がり、奥に林道のゲートが見えて来る。ゲートは鎖の簡単なものだった。ゲートから中に入ると直ぐに分岐になる。分岐には「岩屋観音/この先1.2km/←」の標識はあるが、小幌駅の標識は無い。小幌駅へは右手の細い道になる。細い道を下って行くと文太郎沢沿いの道が延びていた。 |
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駐車場から噴火湾 | ゲート | 分岐 | 文太郎沢 |
沢沿いの道には丸太の橋が架かっていて、左岸を辿ったり右岸を辿ったりと目まぐるしい。 |
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文太郎沢沿いの道 |
最後に配電盤の露出した何かの施設跡が出て来て、JR小幌駅に到着する。事故なく室蘭本線の生きている線路を渡ろうとするが、至る所に立ち入り禁止の看板が設置され、容易に線路を横断できない。何処が良いだろうかと思案をしていたら、列車が通過する場内アナウンスが流れた。信号の鳴る音を聞きながら暫し待っていると、レッドベアが美里加浜トンネルから出て来た。再び、静寂が訪れ秘境駅に戻るが、何時列車が来るのか分からないので、ロープの張られていない線路上を急いで渡る。渡り終えて、安心してトンネルを眺めると、左の上り用に幌内トンネル318m、右の下り用に美利加浜トンネル563mの名板が付いていた。 |
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施設の廃墟 | JR小幌駅 | レッドベア | 幌内・美利加浜トンネル |
反対側の礼文華トンネルを眺めるが、トンネルの名板が無かった。トンネルは上下線の他に、真ん中に入口を塞いだトンネルが1つあった。秘境駅巡りではないが、駅名板だけは写す。駅周辺で、環境整備をしているボランティアと思われる男女ペアーが忙しく草刈りなどをしていた。あいさつをして、文太郎浜へと下って行く。文太郎浜の分岐には、新旧の道標「←小幌洞洞穴●/岩屋観音」「岩屋観音/小幌洞窟/←」「←岩屋観音」「文太郎浜→」が設置されていた。海岸が近づくとノコギリソウが咲いていた。 |
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礼文華トンネル | 駅名板 | 文太郎浜分岐 | ノコギリソウ |
文太郎浜に下ると、穏やかな海辺が広がっていた。岩壁には抉られたクンネポールや断層も見られた。ピリカ浜は隣の浜だが残念ながら良く見えない。一息入れて、登り返し小幌洞窟を目指す。 |
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文太郎浜 | 小幌洞窟へ |
文太郎浜の分岐からは登りで、一汗掻くと大きな岩のある峠になる。峠から下って行くと割目があり、海が覗ける。行く手に海が見え出すと最後の下りになり、山側へ針路を変えて下って行く。 |
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峠の大岩を振り返る | 割目 | 海が | 最後の下り |
岩屋沢には小さな橋が架かっていた。まず、船着き場の浮かぶ入り江が目に入る。次に、由緒書きの看板があり、祭礼は9月16日と17日に行れると記されているが、誰も居なかった。その奥にニシン釜が鎮座していた。 |
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岩屋沢分岐 | 入り江 | 由緒書き | にしん釜 |
小幌洞窟の前には鳥居があり、中に向かうと赤い鳥居が目に入る。円空の仏像は扉を閉ざされたお堂の中にあるようだ。その左右のテーブルに木彫りだが荒彫りの仏神像が置かれていた。左側の左から「護法神像/名古屋市・荒子観音寺蔵」「観音菩薩座像/北海道福島町・吉野教会蔵」「ニポポ人形」「不動明王立像」、右側の左から「観音菩薩立像/●●●●」「観音菩薩座像/長万部町●/元・江差町●●」「賚頭慮像/高山市丹生川・千光寺蔵」と読めるがレプリカのようだった。奥には一体の石仏み見える。 |
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小幌洞窟 | 岩屋観音 | 木彫りの仏神像 |
祭礼の日にもかかわらず、巌屋観音庫裡も固く戸が閉まっていた。船で来るにしても、桟橋から陸に上がる方が繋がっていない。暫く、麦芽風味の炭酸飲料を飲みながら海辺の岩に座っていた。入り江の海は穏やかで湖のようだった。 |
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巌屋観音庫裡 | 桟橋 | 海辺 | 岩 |
帰りは、岩屋沢からにしようと、沢の入口を見ると、結構ワイルドに感じたのか愛棒は二の足を踏んでいた。荒れていたら、引き返そうと誘って、登って行くと段々良い道になって来る。文太郎沢よりも登り易いので喜んで登って行くと、トチの実が落ちていた。最初に見た時には、殻に入った物がクルミ、弾けた物がクリだと思っていたが、イガが無いのでトチの実だと分かる。砂防ダムが出だすと、Oの口の木が現れる。いきなり青春時代にタイムスリップしたようで、「Oの形の口をして 秋じゃ 秋じゃ と歌ふなり」と堀口大学の月光とピエロの一節を歌いだす。 |
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岩屋沢 | トチの実 | 砂防ダム | Oの口の木 |
最後に大きく西へ方向を変えて登って行くと、立派な林道に出る。分岐には「岩屋観音/ここを下る」の道標が設置されていた。平らで良く手入れが行き届いた広い林道を辿って行く。途中、礼文華トンネルの上に差し掛かると「岩屋観音/林道はこの先されに進行してください/(ここは岩屋観音への徒歩ルート入口ではありません)/←/砂防ダム・岩屋沢経由徒歩ルート/入口まで林道この先約600m」」の道標が設置されていた。その所にトンネルの保守道路なのか踏み跡が下っていた。JR小幌駅の分岐に辿り着いてゲートに帰る。駐車場に引き返しても誰もいなかったが、自転車1台が置かれていた。 |
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林道分岐 | トンネル上 | 分岐 | 駐車場 |
=礼文華古道= |
今朝は、豊浦森林公園から礼文華古道を礼文華峠まで歩こうと計画して来た。豊浦森林公園の駐車場で準備をして、古道の入口を探すが見当たらない。仕方が無く、草刈りしていた男性に聞くと、古道の入口は無くなったと言う。それでも、古道の入口を見たいと言うと、入口まで案内してくれた。古道は何年も手入れがされていなくて、階段は朽ち藪に帰っていた。 |
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礼文華峠まで行くには、公園の手前にある入口から行けるかもしれないと言う。 戻って、山道の入口を見ると結構夏草が繁茂していた。愛棒は腰が引けたようで止めることにして、小幌に向かった。 |
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二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2017(H29)年9月16日(土) 晴れ 往復距離4.481km 行き文太郎沢経由55 帰り岩屋沢経由49 9:49駐車場→9:52ゲート分岐右→10:15JR小幌駅10:18→10:23文太郎浜10:25→10:49小幌洞窟11:07→11:08観音沢入口→11:34林道へ→11:42礼文華トンネル上→11:53ゲート→11:56駐車場 |