上真谷地(三角点名:752.3m)

 ポイント
 芦別岳、夕張岳、日高山脈が良く見える。長いがスロープの緩やかなNTTの保守道路が山頂まで続く。
マヤチ川ルート

 アクセス
 国道452号線を走り、沼ノ沢から真谷地沼の沢(道道750号)線に入ると、道標と交番がありT字路になる。線路を渡り、真谷地市街を過ぎると「炭焼きの里」に突き当たる。資材倉庫跡ビル(初代事務所)の横が駐車場所。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2006.1.15」の地図帖へ 周辺地図
 1月15日<2006(H18)年 往復スキー15.242km 登り4:04 下り1:33>
 真谷地沼の沢線はNTT保守道路の約1km手前でゲートが閉まっていた。近くに資材倉庫があり傍に駐車スペースがあったので、ありがたく駐車させていただく。真谷地炭鉱の事務所だったビルや廃墟を見ながら30分位道道を辿ると、林道に入ったのか「一般車両通行禁止 空知森林管理署」の開放されたゲートがある。更に、15分位すると今度は「NTT沼の沢無線中継所 この道路はNTTの専用道路です。関係者以外の人及び車両の通行を禁止します。なお、通行の必要のある方又は異常の発生した場合は下記へ連絡して下さい。連絡先 日本電信電話株式会社北海道ネットワークセンタTEL(011)251-9442(無料)」の大きな看板が睨みを利かせている開放されたゲートに辿り着く。
 更に、10分位辿ると右のマヤチ川を渡り「真谷地林道」が分岐する。直ぐに、また、開放されたゲートが現れる。とにかく、ゲートの多いところだった。
 この延長5229mの保守道路は年明けにでも雪上車が走った広いクローラの跡があり、その上に新雪が15cm位積もっている。展望のないマヤチ川沿いから西尾根に上がると尾根の切れ目からパラボラアンテナのある山頂が良く見える所がある。
真谷地沼の沢線ゲート 真谷地林道が分岐 雪上車の走った跡 パラボラアンテナが
 後ろを振り向くと真谷地の真っ白な谷の向こうに鬼首山や雨霧山が連なって見える。道路は西尾根の南側に付いているので、真谷地の最高峰(三角点名:真谷地754.5m)も見えているはずだが同定できない。雪上車の跡が吹き飛んでしまった吹きさらしの雪原を喘ぎながら登って行くと、白兎が新雪の上を飛び回っていた。動きを止めると良く見ないと分からないくらい雪のようだ。われわれの周りを一周してまた元の位置に座った。よっぽど兎にとっては居心地の良い所に違いないと思う。
 735m峰を目の前に見ながら道を上がって行くと、進路を北に変え主稜線の東側を辿るようになる。早く、夕張岳を見たいと思うが木立越しにしか見れないので、ビューポイントを探しながら、吹き溜まりとなった道を辿る。木もOKサインを出してくれているので必ずあると思いひたすら奥へ進むと、山頂にあるパラボラアンテナが間近に見えてくる。ここまで来たら、山頂へ急ごうと最後の力を振り絞って吹き溜まりを乗り越えて行く。
鬼首山 雨霧山 白兎(大×) OKの木(大×) パラボラアンテナが
 頂上直下の低みに辿り着くと、木立の切れ目があり、芦別岳、夕張岳、屏風山が見え出す。日高の山々も見えるが、日高には縁がないので、山座同定は遠慮したい。ただただ雄大さに見惚れる。
芦別岳            夕張岳             屏風山
 日高の山々も見えるが、日高には縁がないので、山座同定は遠慮したい。ただただ雄大さに見惚れる。
           ←大
日高の山々
 とうに昼食時間が過ぎていたので、相棒を残して奥のパラボラアンテナまで行ってみる。シュウパロ湖が見えることを期待していたが、大夕張の山々が見えるだけだった。
 夕張岳が良く見える所まで下がって遅くなった昼食をする。ここまで、来ないと登った意味が半減したと今日の健闘を称え合う。食事をしているとファントム戦闘機2機が真っ青な空に飛行機雲を引きづりながら飛び去って行く。
 帰りは、スキー板が凍り滑走できなくなり、板から氷を取り去り銀パラを塗りながら下る。最後の道道の僅かな登り返しも疲れた体には応えた。道道が終点まで除雪されているものと期待していただけになお更応えた。資材倉庫と書かれた最初の真谷地炭鉱事務所が見えてほっとする。
奥のパラボラアンテナ 飛行機雲(大×) 何かの施設? 資材倉庫跡へ

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2006(H18)年1月15日(日) 晴れ 雪上車走行跡15cmラッセル 往復スキー15.242km 登り4:04 下り1:33
 8:37道路ゲート→9:10森林管理署ゲート→9:24NTTゲート→9:44ゲート4→11:59主稜線→12:41頂上13:1514:48ゲート1