岩殿山(634m) 笹平(713.5m三角点名:賑岡村) 天神山590m 丸山444.4m

 ポイント
 回りやすいのは反時計回りで岩殿山、兜岩、稚児落しの順が良いと思う。兜岩の岩場は登る方が下るよりも安全だと思う。道標の表示が統一されていないので、特に、時計回りの時には注意が必要だと思う。兜岩の表示が無いのは残念だ。兜岩周辺の表示は、「兜岩経由岩殿山」と「兜岩迂回岩殿山」にして地図の看板を設置して欲しいと思う。
 稚児落し〜丸山(時計回り)コース

 アクセス
 JR大月駅を目指す。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2015.5.27」へ 周辺地図
 5月27日 <2015(H27)年 単独 一周4:23 10.394km(休憩と迷い時間・距離を除く)>
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 JR大月駅から岩殿山が見えていたが、その山に背を向けて出発する。線路沿いの細い道を辿って行くが道標が無い・桂川を渡れるか不安になり、通りかかった男性に尋ねるが、地元の人ではないようだった。県道512号線にぶつかり、右に折れると桂川に架かる新浅利橋があった。橋の上からは岩殿山や天神山が望まれた。中央自動車道の高架を潜ると、道端に馬頭観世音がひっそりと佇んでいた。
JR大月駅出発 新浅利橋から岩殿山 新浅利橋から天神山 馬頭観世音
 浅利川の右岸沿いの道を辿って行くと、滝のような音がしてくるが砂防ダムだった。再び、馬頭観世音の石碑あり、明治35年の文字が刻まれていた。左手に道が分岐する角には、廿三夜の碑と花咲山の道標もある。花咲山は梅久保山とも呼ばれているようで、三角点:浅利もある610.1mの山だがゴルフ場らしい。
砂防ダム 馬頭観世音 廿三夜の碑 花咲山の道標
 奥へと足を運んで行くと、浅利川に架かる不動橋があり、奥には法華堂があるらしい。分岐が現れると、分岐には「大月指定文化財/浅利の千本マツ」の看板と道標、「稚児落し/大月駅」の道標が立っていた。になり浅利川を渡る
不動橋 分岐 浅利の千本マツ 道標
 Uターンしながら浅利川を渡って行くと、分岐になり道標があり、「稚児落し/表通り(一般ルート)」と記されている。稚児落しに行く、一般的ではない裏ルートもあるのだろうかと思いながら、上に行くのか下に行くのか迷っていると、ガードレールに手書きの道標を2つ見付ける。無事、下の道に下って行くが、裏通りは上のルートなのだろうかと気になる。道標も現れほっとする。
分岐 道標 手書きの道標 道標
 道端の少し高い所には祠があり、車が停まっていた。辛うじて1台の駐車スペースがあるが、こんな所にまで車で入らなくてもと思いながら小さな沢に架かる橋を渡る。浅利川の左岸沿いを辿って行くと、道の真ん中に「稚児落し/岩殿山」の道標があり、そこから工事用の階段を登って行く。ひと登りすると、小さなコブがあり寄ってみると、ウツクシマツと思われる岩抱きの松があった。
小さな橋 道標 ウツクシマツ
 稜線上に展望の開けた岩場があり、沢沿いに広がる町並みが広がっていた。その後ろに、倉岳、高畑山、九鬼山、御正体山が、手前に花咲山が見えていた。再び、林の中を登って行くと、蛇が慌てて逃げて行った。
           ←大
            倉岳 高畑山                 九鬼山        御正体山     花咲山
 道端には、マルバウツギが咲き、「浅利・大月駅」の道標もある。釣鐘状のネジキの花を見ながら登って行くと、「大月駅」「稚児落し」の道標があり、稚児落しの岩場が目の前に見えて来る。
マルバウツギ 浅利・大月駅 ネジキ 稚児落し
 稚児落しの岩場には遮るものが無いので、岩場の隅に道が延びている。少し怖いが岩場に上がり、対岸の岩壁を覗き込む。尾根の向こうには天神山、岩殿山が連なっていた。
           ←大
           岩殿山              対岸の岩壁     天神山
 岩場の突端から振り向くと、高川山越しに真っ白な富士山が見えていた。高川山の下にはリニア実験線が延びているはずだ。対岸の岩場見て、岩場を離れると分岐なり看板や道標が立っていた。
岩場から高川山と富士 高川山と富士 対岸の岩場 分岐にある看板
 三角点:賑岡村のある笹平に立ち寄ることにする。笹平の登りは、展望が無く、熊の掘り返しのような土壌流亡の跡にビビリながら登って行く。送電線の鉄塔を潜り、更に登って行くと名前の通りの笹平に辿り着く。三角点:賑岡村も直ぐに発見する。再び、分岐まで下がって、改めて道標を見るが「浅利・大月駅」「笹平・トズラ峠」「天神山・築坂峠」の表記はあるが岩殿山の表記は無い。少々不安になるが天神山を目指す。
鉄塔を潜る 笹平 三角点:賑岡村 分岐の標識
 稚児落しの対岸の岩場に下ると、稚児落しの岩壁が一望される。花咲山の奥に高川山があり、その後ろに富士山も見えていた。
                     ←大
 富士 高川山  花咲山                              稚児落し
 送電線下に延びる登山道を南下して行くと、鉄塔がありその下を潜る。尾根からは木立越しに富士山も見える。祠の広場があり、作業道が下に延びているが、注意看板があり下山は出来ないようだ。祠から登山道が直角に方向を変えると鉄塔があり天神山に辿り着く。天神山は尾根上の少し小高い所で、展望は無いが、山頂標識はあった。
鉄塔下を 富士山 天神山
 木立が切れた所から、大月の市街地が一望され、手前に岩殿山、市街地を囲むように、倉岳山、高畑山、宝林山、九鬼山が連なっていた。
                     ←大
       岩殿山                     倉岳山 高畑山   宝林山  九鬼山
 尾根道には「岩殿山」「稚児落し」の道標があり、岩殿山が見える。間もなく、分岐になり「岩殿山」「岩殿山(林間コース」の道標が立っていた。ここで、林間コースを選ぶが、これが間違いの元になってしまう。林を抜けると岩場になり岩を登って行く。
道標 岩殿山 分岐 岩場
 大きな岩の縁に延びる道を辿りると、鎖場になり大きな岩の縁を登って行く。岩には大きな隙間もある。岩場を登り切ると、一気に展望が開け、目の前に兜岩への道が見えて来る。余りにも突然、大きな岩場が目の前に出現したので、ここが分岐だとは気が付かなかった。更に、これが兜岩だとは知らなかった。
鎖場 大きな岩 岩の隙間 兜岩へ
 崖を横切る時に富士山が、まだ見えていた。岩をトラバースして岩場を登りだす。岩場には鎖が何本も垂れていたので、1本では不安なので、極力数本掴んで登って行く。鎖には、鳴子の様な物が付いていて、鎖を揺らすとカランカランと鳴っていた。
富士山が 岩場を 鎖が垂れ 鳴子の様な
 兜岩の上に上がると、広場になっているが、木立が邪魔で展望は良くない。岩の上で休んでいると、男性が上がって来たので下ることにする。
                     ←大
兜岩の上から
 岩の上の標識には「岩殿山(クサリ場)」「稚児落し」とあるが、今、くさり場から登って来たので、稚児落しの方に下ってしまう(ここに兜岩の標識があれば間違いなかったと思う)。再び、分岐になり「稚児落し」「岩殿山」「岩殿山(林内コース」の道標に帰ってしまう。狐につままれたようで、稚児落しの方角へ帰ってみる。再び、天神山の祠まで引き返してしまうが、登山道は無かった。間違いを確信して、兜岩に引き返し、麦芽風味の炭酸飲料を飲みながら頭を冷やす(これまで、1時間無駄にしてしまう)。
 すると、クサリ場からご夫婦が登って来られたので、丸山の下山口への道を聞いて、びっくり、このクサリ場の下に岩殿山への道が延びているという。クサリ場を下るのは危険だからと言われ、再び、林間コースを目指し、兜岩を迂回し尾根に上がると、「稚児落し(クサリ場)」「岩殿山」の道標が立つ分岐に到着する。
岩の上の標識 分岐 分岐標識 尾根の標識
 途中「岩殿山(林内経由)」「岩殿山(くさり場)」の道標があるが意味不明だった。「稚児落とし」の道標は良いが、「稚児落し(クサリ場)」「稚児落し(林間コース)「岩殿山」の道標も分岐でも無い所にある。「岩殿山」「稚児落し」の正常な標識を見て、安心する。
道標 道標 道標 道標
 鉄塔下を潜り築坂峠になるが標識は無い。「岩殿山」「稚児落し」標識を通過すると、直接登っていたと思われるピンクテープの垂れたところがあるが、間違った後なので、大人しく登山道を辿って行く。「大手門・築坂峠」「兜岩」の道標があり、近づいて見るとその後ろに「岩殿城跡」の道標がある。大手門は何時通過したのだろうと思いながら、丸山から登ってくる階段を確認する。
鉄塔下を 標識 分岐 道標
 分岐からは、急な階段の途中で、そこにも良く分からない「←大月駅・兜岩・稚児落し→」「←岩殿山」の道標がある。急な階段を登って行くと、揚城戸跡の看板がある。
急な階段 良く分からない道標 急な階段を登る 揚城戸跡
 番所跡の看板の近くに物見台風の所があり立ち寄るが、木立が生い茂っていて展望は無かった。再び、急な階段を登ると、平らになり展望台と馬場の道に分かれる。最初に展望台に上って行くと、山ガールが楽しげに写真を撮していた。
番所跡 急な階段を登る 展望台・馬場分岐 展望台
 邪魔にならないように、柵の所からパノラマを楽しむ。眼下に大月市街が広がっているが、笑点で話題になる様な田舎では無いと思う。宝林山と高川山の間に富士山が見えるはずだったが、既に雲に隠れてしまっていた。
                     ←大
                 倉岳山     高畑山 九鬼山 宝林山       富士山       高川山
 乃木大将詩碑の上で、麦芽風味の炭酸飲料を飲み、メイプルシロップの付いた菓子パンを食べていたら、ハチが飛んで来た。慌てて食べ残してしまう。娘に買ってもらったパンだが、山ではシロップは良くなかったようだ。
 昼食を終え、改めて案内板や解説板に目を通し、城址見学に向かう。平らな馬場跡を辿り山頂へと進む。
乃木大将詩碑 案内板 解説板 馬場
 「用水池(亀が池・馬洗池)」「岩殿・円通寺跡」「峰火台・本丸跡」「倉屋敷跡看板」の道標があるが、山頂へと向かう。
道標 道標 倉屋敷跡看板 山頂
 山頂には、「本丸跡」「空湟・岩殿円通寺跡」の看板や道標があるが、アンテナ群に占拠されていた。奥の空湟を越えた所で引き返すが、東登山口の道に繋がっているようだった。帰りに、東登山口を覗いてみる。
本丸跡 空湟・岩殿円通寺跡 空湟 東登山口
 見晴台には寄らずに、裏から西物見台に行くと、解説板や標石があった。切り取ったとされる岩を覗くが木立も邪魔して良く分からなかった。いよいよ下山を開始するが、道端にキツネノテブクロが咲いていた。
西物見台 解説板 標石 キツネノテブクロ
 大月市街を見ながら階段を下って行くと、ふれあいの館があり、その前に丸山があった。乃木将軍歌碑建設芳名碑の傍の階段を登って行くと、丸山山頂になり、ここからも富士山が望めるようだった。
大月市街を見ながら 丸山 乃木将軍建設芳名碑 丸山山頂
 丸山から岩殿山を見上げ、ふれあいの館を跡にする。門の所に解説板もある。
岩殿山を ふれいあいの館 解説板
 岩殿城跡入口には解説板と標柱が立っていた。ここから一般道を下って行くと高月橋の欄干に歌碑があった。国道139号の袴線橋から岩殿山を撮し駅に向かう。
解説板 登り口 欄干の石碑 岩殿山を
 
 =車中のくつろぎ=
 大月から高尾行きの電車が昭和を彷彿とさせるので、車中ではくつろいでしまう。次は高尾だと思っていたら、何時の間にか寝てしまっていて、駅員さんに起こされる。急いで中央線の快速に飛び乗ることができました。駅員さんありがとうございます。大月は山が多くて、また来ようと思う。
 =地名考=
 国土地理院の地図では「稚子落し」と表示しているが、地元では「稚児落し」と表示されていた。

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 二人の山行記録
 2015(H27)年5月27日(水) 晴れ 単独 一周4:23 時計回り 10.394km(休憩と迷い時間・距離を除く)
 
8:21大月駅→8:31新浅利橋→8:37中央自動車道を潜る→8:21浅利川を渡る(分岐)→9:02分岐→9:05山道へ→9:43稚児落し→9:47分岐→10:02笹平→10:10分岐に戻る→10:34天神山→10:41兜岩分岐(岩殿山は兜岩へ、林間コースはバイパスして岩殿山へ)→10:52尾根道へ→10:57兜岩(標識無し「岩殿山/稚児落し」の標識あり11:01→11:01再び分岐へ下ってしまう→11:25天神山まで戻る→11:40再び兜岩11:48→11:49分岐(林間コースへ)→11:54(兜岩分岐、尾根道へ)→12:02築坂峠→12:20岩殿山分岐→12:28展望台12:4312:47岩殿山(城址)→12:58標石広場→13:02分岐→13:15丸山(ふれあいの館)→13:24岩殿城跡入口→13:27高月橋→13:40大月駅