稲穂峠539m峰
=余市カルデラの外輪山=

 ポイント
 羊蹄国道(国道5号線)の稲穂トンネルの上には仁木町と共和町を結ぶ旧国道がある。旧国道の共和町側は今も無線中継所の保守道路として整備されている。ここが、登山口となる。
稲穂トンネルルート

 アクセス
 羊蹄国道(国道5号線)の稲穂トンネルを共和町側に貫けると、駐車スペースがあり停める。準備を終えて旧国道の入り口に行こうと思ったら、グレーダの運転手が、ここは除雪車の旋回場だと言う。何処か駐車できる所は無いかと聞くと、電話ボックスのある下が駐車場だと教えてくれた。指示に従い車を下に移動する。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2010.1.19」へ 周辺地図
 1月19日<2010(H22)年 往復スキー7.378km 登り1:53 下り37> 北の山游詩:雪影の月
 旧国道入り口に着いたら、入り口がロータリ除雪車で除雪はされていたが、壁になっていた。登れる所は無いかと付近を見回すと、トンネル側に登れそうな所を見付け、よじ登って上から階段を付ける。斜面はキックしながら旧道に上がる。誰も辿った跡が無い旧国道を登って行くとトンネルの上からは国道が見下ろせる。
稲穂トンネル脇 旧道に上がる トンネルの上から 新雪の旧道
 道端には植林の記号なのか「377い249A 0.13HA」と書かれた円盤が木に打ちつけられていた。沢にはポールが立っているところから大きく方向を変え峠に向かうと、間もなく稲穂峠に着く。
植林の標識か 沢のポール 峠へ 稲穂峠
 稲穂峠からは真正面に509m峰を見て進む。登りだすと後ろに累標岳が見えていた。作業道には距離標識があり、道程がわかる。合計すると3,180mになる。道を横切るウサギの足跡も見られる。
509m峰を 累標岳 距離標識 ウサギの足跡
 509m峰を作業道通りに迂回するか東側の斜面を登るか迷うが、相棒の調子が今一なので、作業道を迂回することにした。作業道の木の影が綺麗で、幻想的だった。吹雪いた跡には三日月も現れる。谷側が開けてくるので累標岳の山頂に反射板も見えてくる。カーブを過ぎると谷越しにアンテナ群のある山頂が見えて来る。
木の影 三日月 累標岳 山頂が
 カーブを曲がると白樺の道になる。509m峰には寄らずに山頂を目指す。山頂直下では、道が分岐していたが、右の道に入ると段々下って行くので、適当な所からアンテナの建つ山頂に上がる。山頂のピークは一番奥のアンテナだった。丁度、昼になったので昼食にする。スキー板にシートを敷いて腰掛けた途端に粉雪が舞って来て何も見えなくなる。雪にノンアルコールビールを刺しながらオニギリを食べる。食べ終わったら、今度はココアを飲む。辺りの風景が見えないので、帰ろうと思ったら、アンテナの上だけ青空が出てきた。
白樺の道 山頂に立つアンテナ 山頂(大×) 束の間の青空
 アンテナの奥に稲穂嶺が見えるかと思ったが、隣のアンテナは見えるがその奥なのかは確認できなかった。帰りは、605m峰の東斜面を滑るか迷ったが、登りと同じ作業道を下ることにする。509m峰をバックに稲穂峠に向かって真っ直ぐ滑り降りる。最後に、旧国道に入り口に着くが、まだ、除雪作業はやっていた。
銀山方向を 作業道を滑る 509m峰をバックに 旧道の出口

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2010(H22)年1月19日(火) 曇り 新雪15cmラッセル 往復スキー7.378km 登り1:53 下り37
 10:04稲穂トンネル(共和町側)→10:49稲穂峠→11:57頂上12:30→12:57稲穂峠→13:07稲穂トンネル