稲穂峠509m峰
=余市カルデラの外輪山=

 ポイント
 累標岳が良く見え、国道を行き来する自動車も眼下に見える。
稲穂トンネルルート

 アクセス
 羊蹄国道(国道5号線)の稲穂トンネルには仁木町と共和町を結ぶ旧国道がある。旧国道の共和町側は今も無線中継所の保守道路として整備されている。ここが、登山口となる。
  国土地理院地図 周辺地図
 1月3日<2004(H16)年 往復スキー4.913km 登り1:55 下り1:14> 
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 今日は新調したプラスチック製のスキー靴を止めて革靴を履き、靴擦れしている足はバンソウコウとガムテープで固定する。革靴は愛用していたので足にフィットする。プラスチック製は暖かいのだが、足の形のどおり形成したのでギブスのようだ。
 始めは、稲穂トンネルから旧道を辿り、539m峰を目指すことにしていた。雪は20cmの新雪ラッセル、この状態だと2時間30分が限界と思った。途中のルベシベの滝はやはり凍っていて流れていない。一汗かいたらトンネルの真上にでる。共和町方向がわずかに明るく見えていた。
 今日は小枝に積もった新雪が綺麗だった。時折、風が吹いて木の枝から雪が落ちて吹雪きのようになる。
稲穂トンネル共和町側 凍りついた滝 トンネルの真上に出る 新雪が美しい
 途中で、派手な記号のようなものを書いた丸い看板が出てくる。やがて、稲穂峠に着く、ここまで1時間弱だったので、まずまずと思った。
 峠から無線中継所の保守道路を辿る。ゲートを過ぎた頃、振り返ると累標岳が見えた。間もなく、509m峰をコの字に迂回しだすと、太陽が顔を出し、新雪の上に木々の影を作る。
関係者用の? 稲穂峠 累標岳を振り返る 新雪の上に木の影が
 最後のカーブを曲がると、パラボラアンテナのある539m峰が見えてくる。509m峰を過ぎ直線になった所で、既に2時間を過ぎ、靴擦れも違和感が生じてきたので、目の前にある539m峰を諦め、509m峰に登る。 509m峰からはニセコが一望できる所がある。頂上は展望が今一だったが、対峙している累標岳が真正面にみえ、国道を行き来する車が眼下に見える。
539m峰を望む ニセコを望む アンヌプリ 仁木側
 久しぶりにカップヌードルを食べ、ノンアルコールビールを飲み、頂上で長居をする。正月なのでみかんを一つ追加し、ささやかな幸せのひと時を過ごす。峠の往来を眼下に見ると西部劇のアメリカインデアンの気分になった。
755m峰741m峰と累標岳 積丹の山々 束の間の青空

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 山行記録
 2004(H16)年1月3日(土) 曇り 新雪20cmラッセル 往復スキー4.913km  登り1:55 下り1:14
 8:09稲穂トンネル(共和町側)→9:13旧稲穂峠→10:25尾根へ→10:04頂上10:34→11:28旧稲穂峠→11:48稲穂トンネル