稲穂嶺(564.5m)
=余市川カルデラの外輪山=

 ポイント 
 積丹半島のくびれに位置しているので、晴れていたら岩内と余市の海が見え、羊蹄山、ニセコ、積丹岳、余市岳なども一望できることだろう。
JR銀山駅ルート

 アクセス
 仁木町のJR銀山駅を目指す。無人駅なので、線路を横断するときには十分気をつける。
  国土地理院地図 周辺地図
 2月24日<2002(H14)年 スキー 登り1:30 下り1:14>  北の山游詩:ゴーグルの涙
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 JR銀山駅の駐車場に車を置き、イザ出発しようとするが、ハテ!何所から登ったら楽かなと考える。無人駅構内に入るのに抵抗があったので、駅に向かって左側から登ることにする。すると、ディーゼルカーが通過するところだった。
 線路のポイントのところから取り付き、253mのコブを目指して、暗い松の中を登る。登り切ると、今度は、送電線の下を目指して登るが、なんと、林道に出てしまう。おまけに、トレースまで付いている。ありがたく使わせてもらうが、生意気にも触感が硬いのが嫌だった。登って行くと林道には大きな木を倒して作ったバリケードとその上に鉄のゲートがあった。そこが丁度、送電線の下でもあった。送電線を通過すると、少し傾斜が緩くなって来る。
JR銀山駅 ディゼルカー 波?大きな口 傾斜が緩く
 登っている最中は大黒山やカルデラの里が雲間から見え隠れしていた。林道ゲートの上からは大ケレンデが頂上まで続いた。
トカゲ?鳥? カルデラの里 余市方向
 帰りの滑りが楽しみな大ケレンデを登って行き主稜線に上がると、カルデラの内輪山でもある大黒山山系が、手前から長沢、池田沢、大黒山、ふるとる、元服山と円く連なっていた。
                     ←大
大黒山  ふるとる 池田沢 元服山    長沢
 隣の銀山は煙っていた。 登るに連れて、余市や仁木方向がが明るくなり、湯内岳の稜線の延長上に尻場山が確認できた。カルデラの中も明るくなり、その奥に余市岳が望まれるようになる。
銀山 尻場山 余市岳
 頂上に辿り着くと、大黒山、だいこくやまの手前に池田沢、長沢、丸山、奥に元服山、遠くに余市岳、阿女鱒岳、無意根山、隣に銀山が望まれる。
                     ←大
大黒 池田沢 長沢 丸山 元服山       余市 阿女鱒岳     無意根 銀山
 頂上に辿り着き、山座同定をしながら、昼食を楽しむ。岩内の海が雲の下に見え岩内岳の裾野も僅かに見えていたが、ニセコの山々や羊蹄山は終始雲の中だった。西隣の稲穂峠方向には、天狗岳なのか白く見えた。
 トレースの主はここから更に西側のアンテナの方へ行ったようだった。というのも、頂上は風がありトレースが既に雪で埋っていて僅かな痕跡しか見出せなかった。
 帰りは、好き勝手にジグを切って滑る。初心者には丁度良いスロープだった。林道からはトレースを辿ると、登りと反対の駅の余市側に出た。こちらの方が登りやすいと思った。
頂上(大×) 岩内の海 天狗岳? ゲレンデ
 駅構内はスキーを履いたまま、通過する。すると、幼稚園児が集団で駅舎から出てきた。お互いに、こんにちはと言われ、こんにちはと返す。
ゲート上(尾根から) 尾根を滑る 駅構内(大×)
 駅の駐車場で帰り支度をしていたら、トレースの主が車で送ってもらって到着する。どういう縦走か聞こうと思ったが、人嫌いなのか、決してこちらを見ることはなかったので止めた。帰りの車の中で、トレースのお礼を言うべきだったと後悔しきり。 

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 二人の山行記録
 2002(H14)年2月24日(日) 曇り時々晴れ スキー 登り1:30 下り1:14
 10:11銀山駅→10:36コブ→11:01送電線下→11:41頂上12:35→13:11送電線下→13:49駅