幌滝山(中山:996.7m)蓬●(來に草冠)山(980.3m)望羊台(944.0m)

 ポイント
 蓬●(來に草冠)山(以降蓬莱山)は豊平川の源頭の山で、電柱の立った林道を辿ると迷わず行ける。頂上近くになると見ごたえのある大きな蓬莱岩がある。蓬莱山の山頂はスキー場の山頂駅でもある。天気が良かったので、尾根伝いに南の幌滝山(三角点名:中山)と足を伸ばす。蓬莱山は古い国土地理院地図では來(來に草冠)山と表記されているが、誤植だったようだ。
 道の駅ルート

 アクセス
 札幌から国道230号線で中山峠を目指す。中山峠にある道の駅(左)に着き、左奥に伸びる舗装道路を辿り除雪最終地点に着く。除雪最終地点は、Uターンするスペースしか無いので、少し手前の車が交差できる所に路駐する。
 国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
時期 3/18 4/21 4/23
 3月18日<2019(H31)年 往復スキー10.147km 登り2:08 下り1:06>GPSトラックは山の地図帳へ
除雪最終地点=1:05=蓬莱山=1:03=幌滝山=1:06=除雪最終地点
 路駐地点から除雪最終地点に向かってスキーを担いで行く。雪山を越えると、その奥も除雪されていたが、スキーで行けそうだったので、ここでスキーを履く。中山峠体育館跡からは、蓬莱山や羊蹄山が見えていた。林道の入口から入るが、三角点:望羊台に向かうと、札幌岳や狭薄山が見え出す。
除雪最終地点 蓬莱山 羊蹄山が 札幌岳・狭薄山
 望洋台の山頂直下からは、喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山、境岳、烏帽子岳、神威岳、札幌岳、狭薄山のパノラマが広がっていた。
                     ←大
並河岳 中岳 無意根山         境岳 烏帽子 神威岳  札幌岳 狭薄山
 望洋台からは木立越しに無意根山方向が望めた。山頂からパラボラアンテナに向かって滑り降りる。930mのコルからは蓬莱山に向かって登って行く。最初に小さな岩が現れ、次に大きな蓬莱岩が現れる。この岩は、スキー場のゲレンデ方向からはただの雪山なので、裏側に回る。
無意根山 望洋台のPA 小さな岩 大きな蓬莱岩
 蓬莱岩を見ながら、岩の上に登るルートは無いかと探すが、適当な所は無かった。岩の上から見る景色はどんなだろうと想像するが叶わない。諦めて、NHKのパラボラアンテナのある山頂に向かう。振り返ると、蓬莱岩と札幌岳が一直線に見える。山頂に奥には、小さな岩があり上がって見ると、少し木立が邪魔するが何とか羊蹄山が望めた。喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山も良く見えていた。
蓬莱山山頂 振り返り 羊蹄山が 無意根山
 蓬莱山の山頂付近からは二つの反射板のある幌滝山が見えていた。尾根筋からは羊蹄山が見えていたが、段々雲がかかっていていた。970mのコブから振り返ると、蓬莱山のアンテナ群が見えていた。
幌滝山が 羊蹄山が 羊蹄山が 振り返り
 962mのコブからは札幌岳、狭薄山、漁岳が見えて来る。無意根山方向には雲がかかり出していた。幌滝山直下になると青空だった頭の上にも雲が流れて来ていた。山頂に辿り着くと、頭の上に雲がどんどん押し寄せてきていた。風も冷たくなって来たので、休む気にならかった。
札幌岳・狭薄山 無意根山 幌滝山直下 幌滝山
 反射板方向には、晴れていれば羊蹄山が望めるが雲で覆われてしまった。時間的には東中山まで行ける余裕を持ってきたが、天気が悪くなったので引き返す。帰りは、コブに上がらずコル経由で楽をする。途中で、無意根山方向の雲が取れ出すが、羊蹄山はすっきりとは見えなくなっていた。
反射板 東中山 無意根山 羊蹄山が
 4月21日 <2002(H14)年 往復スキー 登り1:32 下り1:10> 
体育館=49=蓬莱山=43=幌滝山=48=蓬莱山=22=体育館
北の山游詩:春スキー
 今回はデジカメで写した写真が真っ白でほとんど使い物にならなかった。天気が良かったので残念だ。それでも、一眼レフで撮ったのが数枚ある。
 中山峠体育館(現在無し)に着くとスノーモビルを積載した車で一杯だった。ここは、スノーモビルの発進基地となっているようだ。トレーラに引っ掛けられないように、車を隅に停める。もう、この場所からでも羊蹄山が見えるが、蓬莱山のスキー場も丸見えだ。
 始めに、スノーモビルを避けて、林道を使わず白樺の林の中を通り、三角点:望羊台947mに寄ることにする。三角形の2辺で少し遠回りとなる。このピークからは蓬莱山が林で見えないが、ほぼ直角に稜線らしきところを辿る。
 蓬莱山近くなると、大きな岩が出迎えてくれる。スキー場を避けて、この岩の間を通って、登って行くと中岳と無意根山が望まれるようになる。更に、進むと一段と立派な大岩が鎮座していた。
中山峠体育館  山頂付近の岩 中岳と無意根山を 蓬莱岩を通過
 暫し、大岩を見上げながら休憩する。スキー場の山頂駅を避けて回り込むと岩があり、その上に立つと羊蹄山や無意根山が良くみえた。
蓬莱岩 蓬莱山頂上(×) 中岳と無意根山を 羊蹄山を望む
 どうも、場違いのようで早々に次の幌滝山へ向かう。幌滝山には四角の反射板が立っているのが見える。蓬莱山からはシールを外して、ウロコ板で滑る。良く滑って気持ちが良かった。尾根伝いに行くと、右に寄ると羊蹄山、左に寄ると定山渓天狗岳、札幌岳や空沼岳が良く見えた。頭の上の青空を見上げるとダケカンバの白い幹が綺麗だった。木のコブが壊れたハート型に見えたり、折れてしまった幹が酔っ払いの様に見えていた。
 コブを一つ超えると、先行していた2人組みが視界に入ってきた。もう一つコブを超えると、反射板が立っている幌滝山が目の前に現れる。最後の登りで、中山 の山頂に立つ。山頂は平らで、南側に2つの反射板や木があるが、展望は良い。隣の東中山は直ぐ行けそうなので、覗きに行くがコルまで下りなければならなかったので引き返す。丹沢山を登り、孫と遊んだ疲れで、愛棒は早速、昼食にする。どうやら、先行者2人は東中山に向かったようだ。
 頂上には三角点を大切にと書かれていると思われる棒杭の頭が見えていたので、雪が融けてきているようだ。
 東中山は中山よりも山らしいく見えた。無意根山、札幌岳、狭薄山、空沼岳、漁岳、小漁岳なども見え、恵庭岳は岩塔が顔を出していた。折角、無意根山と記念写真を撮るが、真っ白で見えず。
青空とダケカンバ ハートブレーク 酔払い 中山山頂(×)
 帰りは、順調に滑り蓬莱山に戻って、再び、大きな蓬莱岩を見ながら滑り降りる。ダケカンバのコブは左手の様に見えていた。
蓬莱岩 蓬莱岩 蓬莱山を下る 左手
 4月23日<2015(H27)年 復スキー10.140km 登り2:08 り1:06>GPSトラックは山の地図帳へ
除雪最終地点=1:08=蓬莱山=1:00=幌滝山=1:06=除雪最終地点
 除雪最終地点は以前よりも手前の舗装道路までで、既に、先行者の車が1台停まっていた。中山峠体育館跡へと道路を辿って行くと、ユースホステルの看板がまだ頑張って立っていた。中山峠体育館跡のロータリに着くと、蓬莱山や羊蹄山が見えて来る。
除雪最終地点 ユースホステル 中山峠体育館跡 羊蹄山が
 中山峠体育館跡の奥にある林道を辿り、途中から望羊台へと進路を変える。望羊台へは無意根山や烏帽子岳をバックに、左に札幌岳を見ながら登って行く。望羊台は小さなコブなので、ほとんどトレースは無い。
望羊台へ 無意根山を 烏帽子岳を 札幌岳
 望羊台に近づくに連れ、定山渓天狗岳の頭が山並みに加わって来る。望羊台に着いて記念写真を撮し、三角点を探すが、まだ、雪の下で見付けられなかった。望羊台から、一旦、蓬莱山とのコルを目指して下って行くと、喜茂別岳、並河岳、中岳が見え出す。
定山渓天狗岳の頭が 望羊台 喜茂別・並河・中岳
 蓬莱山に近づくと、スキー場のアナウンスが始まり、リフトが動き出す。スキー場からは、喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山、中山峠の反対側にある境岳、烏帽子岳、神威岳、札幌岳が見えていた。
                     ←大
喜茂別 並河 中岳 無意根山         境岳 烏帽子 神威岳  札幌岳
 一休小屋を通過する頃には、俟ちかねたスキーヤーが続々とリフトから降りてくる。山頂直下の蓬莱岩に近づくと、まだ雪があり大きい方の岩に登れそうに感じた。
一休小屋 蓬莱山 大きな岩が
 岩の南側に回り込むと、二つに割れた蓬莱岩が良く見える。ここからは、小さい方の岩の上に登れそうに感じた。
           ←大
蓬莱岩
 休止しているリフトの近くからは、喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山、余市岳、定山渓天狗岳、境岳と連なって見える。
                     ←大
喜茂別 並河 中岳 無意根山          余市 定天    境岳
 山頂の北外れにある岩の上に辿り着くと、羊蹄山、ニセコ連峰、喜茂別中岳、並河岳、中岳、中岳、無意根山と連なって見えた。
                     ←大
羊蹄山 ニセコ連峰       喜茂別 並河 中岳 無意根山
 定山渓天狗岳も、高度が上がったので大きく見えていた。蓬莱山の山頂で記念写真を撮し、幌滝山へと向かう。蓬莱山で、私はシールを外し、愛棒は付けたまま出発する。道中は、なだらかな尾根伝いで、羊蹄山が所々で顔を出す。
定山渓天狗岳 蓬莱山の山頂 羊蹄山 羊蹄山
 平らな尾根が続いて楽だが、天候の悪いときには厄介なルートになると思いながら天気に感謝しながら辿って行く。疎林帯になると斜め前に尻別岳、横に羊蹄山、後ろに蓬莱山越しに中岳と無意根山が見えていた。
平らな尾根 尻別岳 羊蹄山 中岳
 960mのコブから蓬莱山を振り返ると、蓬莱岩が見えていた。次の962mのコブまでは羊蹄山や無意根山が良く見えていた。
蓬莱岩 羊蹄山 羊蹄山 無意根山
 962mの東コブに辿り着くと、支笏の山々が良く見え、札幌岳から狭薄山、空沼岳、漁岳、小漁岳と連なっていた。
                     ←大
札幌岳   狭薄山        空沼岳        漁岳   小漁岳
 幌滝山に近づきだすと、羊蹄山が少し遠くに感jられるようになる。振り返ると、札幌岳と狭薄山をバックに愛棒が登って来ていた。やはり、シールを付けない方が楽に辿れそうだった。幌滝山の山頂直下からは、2基の反射板が見えて来る。山頂に近づきだすと羊蹄山が良く見えていた。
羊蹄山 札幌岳・狭薄山 幌滝山の山頂直下 羊蹄山
 山頂からは、羊蹄山方向よりも北側が開け、中岳、無意根山、蓬莱山、烏帽子岳、境岳、札幌岳、狭薄山、空沼岳と連なっていた。
                     ←大
中岳 無意根山         蓬莱 烏帽子 境岳           札幌岳  狭薄山
 雪面には、コシロシタバと思われるガが休んでいた。幌滝山の山頂で、無意根山を見ながら麦芽風味の炭酸飲料を飲む。山頂標識を撮し、その前で記念写真を撮す。
コシロシタバ? 幌滝山の山頂 幌滝山の山頂標識 記念写真
 帰りがけ、山頂から少し東側に行って見ると、山頂よりも支笏の山々が良く見えていた。
                     ←大
札幌岳  狭薄山    空沼岳       漁岳  小漁岳         東中山
 隣の東中山と反射板に挟まれた羊蹄山を見て、山頂を後にする。帰りは、ピークを極力避けて、トラバース気味に辿って行く。滑り降りる所は少ないが疎林帯をゆっくりと滑る。960mのコブ手前からは漁岳と小漁岳が良く見えて来る。
東中山 羊蹄山 疎林を滑る 漁岳・小漁岳
 960mのコブを越えると、目の前に蓬莱岩が現れる。烏帽子岳もユニークな形で現れる。再び、蓬莱岩を見て、林道を滑り降りる。中山峠体育館跡からは無意根山が良く見えていた。
蓬莱岩が 烏帽子岳 蓬莱岩 無意根山

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2019(H31)年3月18日(月) 晴れたり曇ったり 硬雪ラッセル無し 往復スキー10.147km 登り2:08 下り1:06
 7:37除雪最終地点→8:17望羊台→
8:42蓬莱山8:45→9:03P970m→9:26P962m→9:48幌滝山9:59→10:06col952m→10:18col924m→10:36col954m→10:48col930m→11:05除雪最終地点
 2015(H27)年4月23日(木) 晴れ 硬雪ラッセル無し 往復スキー10.140km 登り2:08 下り1:06
 7:56除雪最終地点→8:36望羊台→
9:04蓬莱山9:12→9:52P962m→10:12幌滝山10:42→10:53P962m→11:26蓬莱山→11:48除雪最終地点
 2002(H14)年4月21日(日) 晴れ スキー 硬雪 ラッセル無し 登り1:32 下り1:10
 9:31体育館→9:55望羊台→
10:20蓬莱山10:35→11:03P962m→11:18幌滝山12:08→11:21P962m→12:56蓬莱山→13:18体育館