幌扶斯山horofususan(412.6m)
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 2000年12月1日に、道新スポーツ「北海道100名山」の42として掲載されたが、現在では夏道の痕跡もない。
 里山感覚では絶対登ることはできない。標識も全く皆無だ。
イコリ岬と幌扶斯山

 アクセス
 豊浦町の礼文華市街入り、礼文華川にかかる幌扶斯橋を探す。JR礼文駅から学校がある道を北西に進むと橋がある。橋を渡り、左折して山に向かう。この奥に墓場と水道施設がある。墓場の左右に林道があるが、奥で繋がっている。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2004.5.5(20023.7.13)」へ Google Map
左林道コース
 7月13日<2003(H15)年 途中撤退往復6.156km 1.23>
 舗装道路が切れるところに水道施設と墓場があった。何とも不思議な組み合わせのような気がする。順序が逆だとまだわかり易いと思う。木の生い茂る墓場の前で私は準備を始める。1時間半後に墓場に着いたら電話をすることで、愛棒と分かれる。GPSは電波を拾っていないが出発する。
 墓場に向かって左側の林道を辿る。途中で分岐するが、左へ行くと山麓、右は山へ一直線なので、右を登って行く。両側に植えられているのは杉だった。傾斜は結構きい。
水道施設と墓場 (大×) 林道分岐 林道を登る
 最後に道が下って行くがその最高地点に、山頂へ行くと思われる道があり、入り口付近は草が刈られていた。この道に入ると、直ぐに、人の丈くらいのフキと人の丈以上のアザミに覆われてきた。それでも朝露に濡れながら入ってみたが、5分も行かないうちに撤退を決意する。
 下って行く途中で、ようやくGPSが電波を拾った。途中で、山麓沿いに南下する林道を辿ってみた。道中に、礼文華の市街や海がほんの少し覗くことができた。奥へ進んで、イコリ岬が過ぎたUターンするが道が無さそうだったので山頂を見上げて引返す。
GPSのログ設定が荒すぎて手前でトラックが終わっていた。
登山口? 礼文華市街 礼文華の海 引返し地点から山頂
右林道コース
 5月5日<2004(H16) 往復2.460km 2:10>
 昨年は左の林道を辿ったたので、今度は右からチャレンジする。墓場の周辺にはニリンソウ、キクサキイチゲ、カタクリの花が咲いていた。
墓場の右側を ニリンソウ ヒトリシズカ キクサキイチゲ
 登って行くと、昨年登山口だと思ったところに着く。春先だけあって草が生い茂っていないので入って行くと、頂上と正反対に林道が続いていた。ジグザグを切って登るのかと思い、道を辿るが段々下がって行ってしまう。仕方がなく、尾根に上がろうと藪の薄いところを探し登る。キクサキイチゲの咲いている斜面を登りきるとカタクリで埋め尽くされた尾根に着く。改めて、頂上を眺めれば当然のことながら反対方向へきたことになると実感する。
登山口? 奥に林道が続く コル285m(大×) 頂上を望む
 カタクリには悪いが踏んづけて歩かなければならない。それでも、咲き誇っているカタクリは避けた。ツルシキミの実やナニワズの黄色い花も混じる。木立越しに辛うじて礼文華の市街と特徴の礼文華浜の三角形の岩が見えた。時折、国道を走る車の音も大きく聞こえる。景色と音が凄くアンバランスな気分だった。尾根伝いに北峰390mまでは藪が薄く登れそうだったが、愛棒が限界だったので下る。
カタクリ ツルシキミの実 ナニワズ 礼文華と海

 =山名考=
 幌扶斯山の呼び名は道新では「ホロフシ」と仮名がふってある。山は「サン」か「ヤマ」かは不明だ。三角点の名称では「ホロプスサン」だが、「ホロフスサン」が一般的のようだ。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2004(H16)年5月5日(水) 右林道コース 晴れ 往復2.460km 2:10
 11:35墓場→分岐右→12:05登山口→12:32尾根285m上12:57→13:13登山口→13:45墓場
 2003(H15)年7月13日(日) 左林道コース 晴れ 往復6.156km 1.23
 7:32墓場→分岐右→7:51登山口→7:55撤退→分岐左(山裾の林道へ)8:06→8:28引返し→8:55墓場