北海道大学建築遺産トレイル
 看板 03 北海道大学南門 04 守衛所 05 事務局本館 番外 新渡戸夫人寄贈ハルニレ 07 農学部肉製品製造実習室

 ポイント
 北大構内に「建築遺産トレイル」として13枚の看板を配置したようだ。看板を辿るだけでも楽しめそうなので、後日、残りの9か所を回ってみたい。
=写真をクリックすると大きくなります=
 03 北海道大学南門(旧札幌農学校正門:北区北8条西5丁目) <'10.6.27> 周辺地図
南門 07の看板
○建築年:1904(明治37)年
○構  造:れんが造
○設  計:文部大臣官房建築課札幌出張所
○施  工:大島喜一郎
 1903(明治36)年に北一条キャンバスから北八条キャンバスへ移転した翌年、札幌農学校正門として現在の正門位置に設けられた。現正門が新設される1936(昭和11)年に、通用門があった現在地へ南門として移設された。主門と脇門は、ともにれんがと軟石を交互に重ねた特徴的な意匠で、れんが造の腰壁で繋がっている。鉄製の門扉は後設のもので、当初は簡単な柵が設けられていた。
 04 守衛所(旧札幌農学校門衛所:北区北8条西5丁目)<'10.6.27> 周辺地図
南門の守衛所 04の看板
○建築年:1904(明治37)年
○構  造:木造平屋
○設  計:文部大臣官房建築課札幌出張所
○施  工:大島喜一郎
 札幌農学校の門衛所として、れんが造の旧正門(現南門)と同時期に建設された。当初の位置は正門からの道路向い側(図上の赤円)にあり、建物前には木造の中門も設けられていたが、大正時代に現在地へ移設し増築され、中門も取り払われた。当初は現在の半分ほどの大きさで、切妻屋根の棟飾りや庇受けのブラケットなどの装飾も見られた。赤い門柱と白い旧門衛所が一体となって、札幌農学校時代の雰囲気を醸し出している。
 05 事務局本館(旧北海道帝国大学予科教室:北区北9条西5丁目) <'10.6.27> 周辺地図
05の看板 05の看板
○建築年:第1期1935(昭和10)年
       第2期1937(昭和12)年
○構  造:鉄筋コンクリート造3階建
○設  計:北海道帝国大学営繕課(落藤藤吉)
○施  工:東山某(第1期)、沖津組(第2期)
 予科教室の木造校舎(写真)の老朽化に伴い、鉄筋コンクリート造に建て替えられた。左手の西側棟が第1期。戦後、法文学部(1947年設置)などの校舎に利用され、1960(昭和41)年から現施設となる。外壁は理学部本館や農学部本館と同じスクラッチタイル張りだが、戦時体制下の建設のためか装飾は極力抑えられている。1977年、正面玄関に車寄せと庇が付けられた。
 番外 新渡戸夫人寄贈ハルニレ(北区北9条西5丁目) <'10.6.27> 周辺地図
ハルニレ 看板
 この木は、学名・ハルニレと言い、1905(明治38年)春、新渡戸稲造夫人メリー(和名、万里)氏の寄贈により植樹されたものである。
 夫人はフィラデルフィアの富豪エルキントンの娘で、新渡戸が24歳の時、アメリカ留学中に知り合う。その翌年、新渡戸は
 ・・・中略・・・
 古記によれば、夫人は札幌を離れても学生を慈しみ、札幌農学校を想う心篤く、本校の校舎新築に際しハルニレ24本を寄贈せられ、宮部金吾教授の細心の注意の下、路傍樹として構内各所に植樹されたとある。
 07 農学部肉製品製造実習室(皮革工場:北区北7条西9丁目)<'10.6.27> 周辺地図
実習室 07の看板
○建築年:1937(昭和12)年
○構  造:れんが造平屋
○設  計:北海道帝国大学営繕課
 1900(明治33)年、農学部に畜産学が開講され、1970年畜産学科が設置された。1937年、畜産学科に肉製品研究室が設立され、食肉および食肉製品の研究を通じ、北海道の食肉産業の礎を築いた。1937年12月9日に新築された本建築物は、翌年小屋裏階を増設し、1987年ごろから2009年まで皮革工場として使用された。窓下の腰壁には普通煉瓦よりも焼成温度の高い焼過ぎれんがを積み、上部はモルタルで仕上げている。
は看板に書かれた内容です。

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 二人の散歩路記録
 2010.6.27