乳牛内(chiusinai 472.5m)

 ポイント
 こんなに鹿の多い山は見たことが無く、笹の葉はほとんど食べ尽くされていた。斜面は鹿が笹を食べるのに歩いた跡が、雪棚のようになっている。林道以外は、鹿が歩いた跡でデコボコの上鹿の糞が転がっている。
トサノ沢林道コース
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 むかわ町穂別地区の富内へ車を走らせる。富内と稲里を結ぶ道路(坊主山の登山口のある)を北上して、市街地を離れると、轍のある道になる。車高の12.5cmしかない愛車は腹を擦りながら、ようやく民有林道「富内第2線」の前に駐車スペースを見付け駐車する。てっきり、この林道が山頂まで続く道だと思い込み、奥に進むが、一向に沢地形に入らず、しかも、平地に降りて行く。ここで、間違いに気が付き引き返す。
 車を林道の入り口に残して、道路を北上し、橋の手前にトサノ沢林道入り口を見付ける。林道入口には2台駐車した跡があった。(参考までに、橋を越えると左手に民有林道「富内線」が除雪されていた)
 国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帖「2010.3.2」へ 周辺地図
富内第2線 富内第2線を 道路を トサノ沢林道入り口
 3月2日 <2010(H22)年 ツボ足+スノーシューイング 登り2:06 下り1:27>  北の山遊詩:鹿の雪棚
 最初、行ける所までツボ足で行くことにして、スノーシューズを担いで出発する。トサノ川の左岸沿いを辿って行くと、スノーシューズとスキーのトレースがあり、硬く締まっていて歩き易い。奥へ進んで行くと、雪面が血で染まっていた。辺りを良く見ると、鹿の毛皮が側溝に落ちていた。中身が無いので探したら、少し上の方にアバラ骨と脊椎だけがあった。辺りには鳥の足跡があった所を見ると、最後の仕上げはカラスに違いないと思う。林道は左岸沿いの道が右岸沿い変わる。
トサノ沢林道 鹿の皮だけ 鹿の骨だけ 左岸から右岸へ
 林道が分岐になり、真中に「トサノ沢林道」の看板がある。ここから右に行き、左岸沿いの林道になる。直ぐに、ゲートが現れる。このゲートは冬期間でも開け放たれていない。沢沿いから離れて、山側に向かって登って行くと、右側が深い谷になる。道の行く手には371m峰がよく見えるようになって来る。
分岐(右へ) 看板 ゲート 371m峰
 林道には鹿が横切った足跡の溝が付き、糞やメス鹿の血も結構落ちているので避けながら辿って行く。振り向くと愛棒が少し遅れて登って来ていた。目の前には371m峰が、青空の中にあり、後ろの空は雲が湧いてきているように見えた。沢を挟んで、371m峰は段々近づいて見える。
振り向く 371m峰を 雲が湧き出る 371m峰
 また、振り向くと愛棒が遅れ気味だった。バックの雲は湧き出ているように思えた。371m峰の崖は暖気で緩んできたのかぱらぱらと小砂利が落ちて来る。岩の表面を良く見ると、堆積したような模様がうかがえる。
振り向く 雲が湧き出る 371m峰の崖 岩の表面
 371m峰からは展望が良く、遠く笹山、富内と安住の平野の奥には長知内(393.6m)が見えていた。崖下には鹿の集団がパニック状態で駆け下りていた。
                     ←大
                 笹山            長知内     富内 安住
 切り通しの岩の表面も面白い。地図には無い切り通しを通過すると、目の前に真っ白なハッタオマナイ岳と宿弗山が見えて来る。振内山はピークには見えないで、長い尾根のように見える。371m峰を回り込んで、ピークに上がってみようと思ったが、鹿が笹の葉を食べるために歩いた跡が抉れて登る気にもならなかった。
切り通しの岩 切り通し 宿弗山 371m峰を回り込む
 カーブをショートカットしようにも、鹿の雪棚が行く手を塞ぐので、大人しく林道を辿る。440m峰に近づくと分岐になり、寄らないで左に上がる。頂上近くになると暗い植林地になり、切り通しを抜けると峠になる。峠の手前から、真中のピークに向かって登って行くが、背丈の低い植林地の上、鹿の通った溝があり難儀をする。ようやく真中のピークに上がると倒木の山だった。
鹿の雪棚 分岐(左) 暗い植林地 真中のピーク
 山頂はさらに奥で、薄暗い林の中を辿って行くと小高い所が見えて来る。近づくと三角点の標柱が頭を出していた。少し奥に行くと、植林地が開けたところがあり、隣の坊主山が見えていた。もう12時をとうに過ぎていたが、山頂は陰気臭いので、林道まで下ることにした。
山頂直下 三角点 坊主山 山頂(大×)
 林道の真中に陣取って、昼食をしながら青い空を見上げると、雲が魚の様に泳いでいるようだった。早々に昼食を切り上げ、初心者向けの林道をひたすら下って行く。今日は、スキーの方が良かったと思いながら下って行く。途中で、真っ白なハッタオマナイ岳や宿弗山を見ながら下って行く。川辺にはタコの吸盤の様な氷がぶら下っていた。
青い空に ひたすら下る ハッタオマナイ岳 タコの吸盤

   山行記録冬山6へ   次振内山へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2010(H22)年3月2日(火) 晴れ ラッセルなし ツボ足+スノーシューズ 登り2:06 下り1:27
 9:48富内第2林道入り口→10:05引き返し→10:22富内第2林道林道入り口→道路→10:26林道入口→10:53分岐→10:56ゲート→11:43P371→12:06分岐→12:24尾根へ→12:32山頂12:3712:43昼食(林道)13:18→13:29分岐→13:44P371→14:13ゲート→14:18分岐→14:33林道入口14:39富内第2林道林道入り口