穴滝(標高410m) 冬の穴滝へ

 ポイント
 穴滝には大正末(1926?)年まで、穴滝八大龍神や諸佛体が祭られていた。今も、石仏が安置された跡?が洞窟の壁に残っている。諸佛体は今も天狗山金毘羅大本院に安置されている(穴滝八大龍神は游歩訪の「勝内川散策路・小樽軟石採掘跡探索」を参照)。作業道の途中にある小沢から、函状地形の中にある雨乞の滝(苔むした奇麗な滝)へも行けるようだ。帰り道には奥沢水源地の階段式溢流路にも寄り道することをお勧めしたい。
水源池コース

 アクセス
 小樽の奥沢十字路を山側へ何所までも真っ直ぐ行き、奥沢水源池を目指す。天神浄水場の門の傍に駐車スペースがある。駐車場所は天神・常盤線(奥沢本線作業道)の入口だ。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2019.8.15」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月15日 <2019(R1)年 往復距離10.187km 長靴 行き2:01 帰り1:40> 
 天神・常盤線(奥沢本線作業道)の入口には車止めのバリケードがあり、伐木・造材作業中で関係者以外立ち入り禁止の看板が立っていた。その傍に、「天狗山11.3.5km」「穴滝4.5km」「松倉岩9.4km」の看板がある。今日も蒸し暑くてバテバテで歩きだす。ボーっとしていたら、後ろから、作業の車が迫ってきていた。2台目はカーブだったので近づくまで分からなかった。一人の若い女性も現れ少し驚く。
 勝内川が蛇行して作業道に近づいている所では、川の音が大きく木立越しに白い流れも見える。道端には、導水管が埋まっていますの看板がある。帰って調べたら、2本のトンネルで、余市川(キロロの下)から導水しているという(地図に青色の破線)。白井沢林道の分岐があり林道入口にはゲートが下りていた。作業はこの林道の奥で行われているようだ。作業後は道が奇麗になるので、何処まで延びたか見てみたいと思う。分岐を右に進むとゲートがある。「奥沢本線作業道5,500m」の看板はすでになくなっていた。
作業道入口 穴滝4.5km 白井沢林道分岐 天神・常盤線ゲート
 ゲートには「穴滝3km」「浄水場前1.5km」の看板がある。ゲートを交わし中に入ると、以前天狗山に登る分岐にあった「奥沢1号線850m」の看板は無くなっていた。昔、赤井川村の人達はこの道を歩いて小樽に出たというから凄いなと思いながら辿って行く。雨乞の滝が近づくとテープが垂れていた。ここから冬はここから下って行くのだろうか。直ぐに林班境と思われる所に「140T141」の標識がある沢が出て来る。夏はこの沢を下って行くのだろうかと考えながら奥へと進んで行く。やがて、送電線下を通過するが、その下に作業道が延びていた。
穴滝3km 雨乞の滝へ? 林班境界? 送電線下
 道は凝灰岩と思われる脆そうな岩を削った法面が続いていた。「奥沢4号線2,076m」の看板は無くなりテープだけがぶら下がっていた。この傍には奇麗な苔むした小沢がある。この道にも松倉鉱山の操業時には、バスが走っていたというから驚きだ(以前はネットのバスの時刻表が検索出来た)。
凝灰岩? 岩の傍を 奥沢4号線 小沢
 葛内川を渡ると、右側に穴滝の入口が出て来る。入口には「遠藤山2.4km」「穴滝0.5km」「浄水場4km」の看板がある。ここで、愛棒が長靴が大きくて靴擦れがしたというので、シップを張り、中敷きを一枚追加する。入口に入ると、沼のような水溜まりがある。道は、結構藪になっていたので、ササや草をハサミで切りながら進んで行く。勝内川にはコルゲート管の橋があるが、滑りそうなのでジャブジャブ川の中を渡る。勝内川の左岸に渡ると遠藤山への分岐があり、木立に「穴滝0.2km」「遠藤山2.1km」の看板がある。この分岐の位置は国土地理院地図のレベル16だけ手前の間違った位置に表示されている。遠藤山への登山道は結構な藪に見えた。
穴滝入口 水溜まり コルゲート管 遠藤山分岐
 大きな脆そうな岩が見えて来て、道も不鮮明で足場も悪くなるので、水の中を辿って行く。藪の奥に洞窟が見えて来る。洞窟の入口からは滝が見えないので、オーバーハングの洞窟の中に入って行く。奥に時が見えて来る。岩壁には、祭事に使ったと思われる窪みが付いている。大正時代には穴滝八大龍神が祭られていたという。
大岩 洞窟が 滝へ 岩壁の祭事跡
 滝の音に導かれながら奥に進んで行く。振り返ると、滝や洞窟が嫌いな愛棒が入口に佇んでいた。滝を写し入口に引き返し、遠くから滝と記念写真を写す。
奥へ 振り返る 穴滝 記念写真
 長居は無用と引き返す。ジャコウソウが花盛りで、盛んにハチが飛んでいたので、大至急通過する。キツリフネも風に揺られていた。滝の入口でご夫婦に出会う。帰り道、滝の入口付近で落とした団扇を拾い、作業道で落としたペットボトル入れを回収する。GPSの替え電池と殺虫スプレーが入っていたので、回収出来てうれしい。セミは鳴いては居なかったが、道端に転がっていた。帰り道はゲートが現れるまで長かった。
ジャコウソウ キツリフネ ゲートが セミ
 帰りに、奥沢ダムの水管橋が解放されていたので、水の簾(階段式漏流路)を眺める。昼食は、奥沢の蕎麦屋でお手軽天セイロを食べる。待っている間に、私の顔が真っ赤だという。どうやら、顔に汗が掻かないので、顔の熱中症になったようで、冷たいグラスで冷やす。二人で水を何杯も飲む。ソバは美味しかった!

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2019(R1)年8月15日(木) 晴れ 往復距離10.187km 長靴 行き2:01 帰り1:40
 8:26天神浄水場→8:54白井沢林道分岐(右ゲートへ)→8:57奥沢1号分岐→9:14奥沢2号分岐→9:31送電線下→9:36奥沢4号線分岐→9:50穴滝分岐9:55→10:19遠藤山分岐→10:27穴滝10:39→10:50遠藤山分岐→11:07穴滝分岐→11:15奥沢4号線分岐→11:23送電線下→11:36奥沢2号線分岐→11:52奥沢1号線分岐→11:56白井沢林道分岐→12:19天神浄水場